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子どももシニアも、モバイルSuica/モバイルPASMOでスマホデビュー&キャッシュレスレビュー!

 子どもにいつからスマートフォン(スマホ)を持たせるか、それは通学する学校と家庭内の考え方の問題になる。ただ、今年4月1日以降、大手3キャリアの「キッズケータイ」の月額料金と楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT VI」の最安月額料金が逆転し、月間データ容量1GBまでなら楽天モバイルの方が安いので、自宅で余っている端末や実質1円などの安価な端末と楽天モバイル回線を組み合わせての「いきなりスマホデビュー」はコスト面では正解だ。


 鉄道・バスなどの公共交通機関の小児料金は、小学校に入学する年度の4月1日から12歳になる年度(小学6年生)の3月31日まで適用される。子どもの本人確認書類の提示と引き換えに作成可能な子ども用Suica/小児用PASMO/他の小児用交通系ICカードの有効期限も同一だ。

 現在、Apple Pay(iPhone/Apple Watch)限定で、条件を全て満たすと、最大1000円分キャッシュバックするキャンペーンを実施している「モバイルPASMO」と、長時間のシステムメンテナンスを経てAndroid版を中心にサービスをリニューアルした「モバイルSuica」は、鉄道乗車時に大人料金が適用される12歳以降(中学生以降)から利用可能。

 現状、子ども用Suica/小児用PASMOはカード型(記名式)しかないので、中学入学を機にスマホを使い始めると、スマホデビューとキャッシュレスレビューが同時に果たせてスマートだ。なお、モバイルSuica/モバイルPASMOの通学定期券は、有効開始日が19歳となる年度の4月1日以降の場合のみの取り扱いとなる。
 
「Apple PayのPASMO」限定の「春トク!1000円分キャッシュバック」
キャンペーンは4月23日まで

 従来のモバイルSuicaアプリ(Android版)は、AndroidからiPhoneへ移行できないなど、機種変更手続きを中心に制約が多かった。今回のサービスリニューアルで、Android版アプリでは、連携必須となった「おサイフケータイアプリ」を介して、より簡単に機種変更できるようになった。

 モバイルSuicaアプリには従来同様、クレジットカード1枚しか登録できないが、事前に「Google Pay」に複数のクレジット/デビットカードを登録しておけば、チャージ時に自由にカードを選べる(iPhoneとApple Payの組み合わせでは既に対応済み)。プッシュ通知などにも対応し、ようやく他の決済アプリ相当に近づいた。
 
モバイルSuicaアプリの画面イメージ
(Android版)

 その他、親権者の承諾があれば年齢不問で利用可能な非接触決済サービス・スマホ決済サービスはいくつかあるものの、交通系ICカードの代わりになるのはモバイルSuica/モバイルPASMOだけなので、少しでも家計を節約したい人には、乗車する路線やキャンペーンに合わせたモバイルSuica/モバイルPASMOの使い分けをおすすめしたい。(BCN・嵯峨野 芙美)