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巣ごもりで気づいちゃった「冷蔵庫の容量不足」、ベストな容量の決め方とは

トレンド

2020/06/20 18:00

【家電コンサルのお得な話・13】 新型コロナウイルス(第1波)による外出自粛の巣ごもり消費で家電製品では焼肉専用機やたこ焼き器などを始めとする調理家電の販売が好調だった。ご自宅で家族揃って内食を楽しんだ方も多かったことだろう。そんな内食用食材のまとめ買いで、今まで意識していなかった冷蔵庫の容量不足に漠然とした不満を持たれた方も多いと思う。最適な容量の決め方や買い替える際のチェックポイントを紹介しよう。

巣ごもり消費の内食で冷蔵庫の容量不足に不満が…

 冷蔵庫は故障して冷えなくなると庫内の食材が腐ってしまうため、慌てて買い替えてしまうケースが少なくない。約10年間と耐用年数が長く、価格もそれなりに高い冷蔵庫は長く付き合っていく商品だ。使い勝手に不満があると、そのストレスと付き合い続けることになる。そうならないためにも、故障する前に次の買い替え商品を検討しておきたい。

 特に2009年のエコポイント制度のときに冷蔵庫を購入した人は買い替えサイクルに入っているため、「そろそろ」と考えている人も多いだろう。お買い得な冷蔵庫シーズン中の今、大容量の大型タイプへの買い替えをお勧めしたい。

 なぜ今のシーズンがお得かといえば、家電量販店側の心理として次の4点が働くからだ。
 (1)今期は営業時間の短縮や休業などの影響で経営状況が厳しく、新型コロナが落ち着いている今のうちに少しでも売上高を確保したい
 (2)冷蔵庫が一番よく売れる6、7月のシーズンを逃したくない
 (3)販売台数が読みにくい状況の中、仕入れた商品をさばく必要がある
 (4)集客するためのチラシが通年通りのサイズに戻っていない――こうした不安要素から「まずは成約させたい」という気持ちが本心であると考えられる。

 また、夏期商戦と重なるため、価格に加えて購入特典も充実するケースが多く、通常は比較的高単価な大型冷蔵庫でも、お得に購入できる絶好のチャンスと言える。
 

 容量で悩んでいるなら、「(家族の人数+1人)×70リットル+100リットル」という計算式を基準に考えるといいだろう。人数は家族の人数より1人多くすることで予備の容量が確保できる。70リットルは1人あたりの使用容量とされ、常備品として100リットルを加えておくといいだろう。設置スペースに余裕があるなら、さらにプラス50リットル程度の機種がおススメだ。

 大容量の冷蔵庫でよくあるトラブルが搬入時に起きるものなので、スムーズに搬入できるように「搬入経路」「設置場所のサイズ」「ドアの向き」の三つを事前に確認しておきたい。

 特に階段の手すりや玄関ドアに新聞受けがついている場合、それを考慮して採寸しておくことが大切だ。手すりや新聞受けが障害となり引っかかってしまっても、通常の配送業者は手すりや新聞受けを取り外して搬入してくれないからだ。簡単に着脱できそうなら配達前に自分で外しておこう。

 搬入経路の障害物が脱着できる場合、その分、さらに大容量の冷蔵庫が購入できる。購入前に着脱可能かどうかを確認しておくことは、商品選択の幅を広げる意味でも重要なポイントとなる。

 大容量サイズの冷蔵庫は買い物の回数のさらなる削減に役立つし、新型コロナの第2波の備えにもなる。また、10年間という耐用期間中の家族の加齢も考慮して、身体への負担が少ない、快適な商品選びも考えたい。商品選びで分からないことがあれば、販売員に相談していただければと思う。(堀田経営コンサルタント事務所・堀田泰希)


■Profile
堀田泰希
1962年生まれ。大手家電量販企業に幹部職として勤務。2007年11月、堀田経営コンサルティング事務所を個人創業。大手家電メーカー、専門メーカー、家電量販企業で実施している社内研修はその実戦的内容から評価が高い。

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