【なぐもんGO・50】新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するために外出自粛要請が出ている。在宅の時間が増えて、暇を持て余している人も多いだろう。そんな中、家電量販店のビックカメラに話を聞くと、意外な商品が売れている。外出自粛でも家の中で退屈せずに家族で楽しめる調理家電だ。ジャンルによっては前年比2倍以上の売れている商品もあるという。

ビックカメラでは調理家電の売れ行きが好調だ
 自宅での料理は、食材を購入するために外出する必要があるが、外食するよりは「密閉・密集・密接」の三密の状態を避けやすい。いつもより凝った料理をつくれば余暇時間を楽しく過ごすことができるほか、子どもと一緒に調理すれば、子どもの世話をしながら料理がつくれる。まさに“一石二鳥”だ。

 こうした背景から、ビックカメラでは現在、調理家電の売れ行きが好調だという。家族で囲んで焼きそばやお好み焼き、ホットケーキなどがつくれるホットプレートやたこ焼き器の売り上げは、前年比2倍ほどの伸長。ハンドミキサーなども通常のこの時期よりも売れているそうだ。

 調査会社ニールセンカンパニーが3月に実施した調査によると、新型コロナウイルス感染症が終息した後も、自宅での食事を増やすとした日本人は30%だったという。4月7日に「緊急事態宣言」が発令されるなど、政府による外出自粛要請はさらに強まっており、さらいその意向は強まりそうだ。消費者の家での過ごし方が変化するかもしれない。

 このほか、“巣ごもり機器”の代表であるゲーム機器や玩具も好調だ。感染拡大防止のため、幼稚園・保育園や学校に行くことができない子どもたちのために保護者が購入しているケースが多いようだ。

 ただ、家庭用ゲーム機「Nintendo Switch」は需要が伸びすぎているあまり、供給が追い付いていない。幅広い世代に人気のタイトルが多いこともあり、すぐに通常価格で入手するのは難しい。ネット通販では中古価格が新品価格を大きく上回る状況も出ている。

 新型コロナウイルス感染症は日に日に感染者が増えている。緊急事態宣言は5月6日まで有効だが、その時までに終息に向かっているか否かは、国民一人ひとりの行動にかかっている。少しでも拡大を防止するためにも、外出を控えて、家で家族と過ごしたい。それが、家族のためにもなるだろう。(BCN・南雲 亮平)