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新型コロナ拡大、除菌・ウイルス対策で空気清浄機が前年比1.5倍に

 冬と春の変わり目は、インフルエンザウイルスや風邪、花粉など、空気中の困りごとが多い。さらに、今は新型コロナウイルス感染症の患者も増え続けている。現時点では飛沫や接触感染で広がると考えられているが、どうしても心配になってしまう。そのような状況の中、せめて風邪や花粉などの悩みだけでも軽減しようと、空気清浄機の需要が伸びている。

空気中の困りごとが増えて空気清浄機のニーズが伸びている

 家電量販店の「ビックロ ビックカメラ新宿東口店」で家電コーナーを担当する小田達也氏は、「空気清浄機全体では、前年と比べて約1.5倍の売れ行き。中でも、加湿もできるモデルが人気で、高額な製品も好調」と現状を語る。「風邪の菌にとって苦手とされている環境は、湿度が50~60%で温度が20度ほど。ウイルスなどを抑制するには空気をキレイにするだけでなく、加湿も重要なので、加湿空気清浄機が人気」だという。
 
製品がズラリと並ぶ空気清浄機コーナー

空気清浄機の選び方

 空気清浄機を選ぶ際には、大きく三つのポイントがある。一つは、先述の通り、加湿もできるかどうか。もともと加湿機を持っていて、追加で空気清浄機を購入する場合には、加湿機能が必要ない。ただ、加湿機と空気清浄機を別々に置くと、スペースをとることに加え、夏場に加湿機の出番がほとんどない。ミドルクラス以上の加湿空気清浄機なら湿度もコントロールできるので安心だ。

 もう一つは、花粉対策と除菌・ウイルス対策のどちらを重視するか。ミドルクラス以上のモデルなら、ほとんどの製品がどちらも得意としているが、ビックロの「おすすめBest3」を例に、特に得意とする機能をあげてみる。ちなみに、どのモデルも加湿空気清浄機だ。
 
ビックロの「おすすめBest3」空気清浄機は3モデルとも加湿機能付き

 ダイキンの「MCK70WBK-T」は、カーテンなどに付着した菌に作用するアクティブプラズマイオンと、集じんフィルターにかかったちりにイオンを照射するダブル方式で、特にウイルス抑制が得意。一方、パナソニックの「F-VC70XS」は、同価格帯の製品の中でもイオンの量が多く、花粉の除去やニオイ抑制を得意としている。シャープの「KI-LS70」は、ダイキンとパナソニックの中間にあたるという。

 最後の一つは、空気をどこから吸うのか。ビックロのおすすめBest3の中でも、ダイキンとパナソニックは前面や側面から空気を吸う設計になっている。ただ、シャープのみ、背面から空気を吸う仕様を採用しているため、背面を壁に密着させて設置できない。その反面、背面から空気を吸い込み、前面から空気を送り出すことで、室内で空気の循環をつくりだしやすい点は独特の強みといえる。

 加湿・空清の性能は部屋の広さにあったものを選ぶのがいいだろう。機種ごとに適した畳数を表示しているので、空気清浄機を使いたい部屋の大きさは事前に把握しておきたい。置く場所も考慮しておくと、本体サイズも絞れる。あとは価格と在庫の状況を確認すれば、ニーズにあったモデルを選ぶことができるはずだ。(BCN・南雲 亮平)

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