2月25日22時(日本時間)からクラウドファンディングサイト「Kickstarter」で、Unihertzがタフネス性能に優れたAndroidスマートフォン(スマホ)「Atom L」の支援募集を始めた。Unihertzの発表によると、募集開始からわずか2分で目標額を突破している。

Unihertzの「Atom L」

 本体価格はプレッジによって異なり、数量限定のSuper Early Birdは169ドル(約1万9000円)だがすでに終了。Kickstarter Specialの209ドル(約2万3000円)などは選択可能だ。Unihertzの今後の予定としては、3月26日20時59分まで支援を募集、4月頃に技適など各種認証を取得して6月頃に発送するという。

 なお、Atom Lと同じページでクラウドファンディングを開始した「Atom XL」は、トランシーバー機能を備えている。一般的なスマホとは扱いが異なることが考えられ、法的な観点から利用できるかは疑問が残るため、支援はあまりおすすめできない。

 Atom Lは、Android 10を搭載したSIMフリースマホ。ディスプレイサイズは4インチ(1136×640ドット)と小さめだが、本体サイズは134.5×65×17.5ミリと大きく、分厚い。重さも約225gとかなりずっしりしている印象だ。

 ディスプレイサイズの割に大きく、重い理由の一つは、タフネスさとバッテリー容量を重視しているからだろう。防水および防塵性能はIP68等級で、耐衝撃性能はMIL規格(MIL-STD-810G)に準拠しており、バッテリー容量は4300mAh。ハードな環境でも長時間使えそうな頼もしさが見て取れる。
 
耐衝撃性能はMIL規格(MIL-STD-810G)に準拠。
アウトドアなどタフな環境での利用を期待したい

 チップセットはHelio P60(オクタコア、2.0GHz駆動)、RAMは6GB、ストレージは128GB。さらに4800万画素のアウトカメラ、800万画素のインカメラを搭載する。

 端子類はUSB Type-C端子、3.5mmイヤホンジャックを搭載。nano SIMカードのスロットを2つ搭載し、DSDVに対応しているのも魅力的だ。ただし、片側はmicroSDカードの排他利用となる。

 Atom LとAtom XLの違いは、Atom XLにのみDMR(Digital Mobile Radio)という欧州で策定された国際的なデジタル無線規格のトランシーバー機能が追加されること。

 例えば、DMRトランシーバー機能を利用すると、DMR対応端末同士で音声通信が行える。最大利用範囲は半径8キロメートルで、有線ヘッドセットやBluetoothヘッドセットを利用しながらでも利用可能だ。

 Atom Lは、一見するとかなりの重そうなのと分厚さがネックで、普段使いには向いていないように思える。ただ、アウトドアでの利用など、シーンを絞ってサブ機として活用する分には活躍してくれるだろう。コストパフォーマンスも高いので、気になる方は支援を検討してみてはいかがだろうか。