エディオンは12月23日、ロボット教室を運営する会社「夢見る」の全株式を取得し、完全子会社化したと発表した。エディオンは、2018年12月にロボットプログラミング事業に参入。今回、夢見るを完全子会社化することで、教育事業の強化を図る。

エディオンがロボットプログラミング教室「ロボ団」を運営する夢見るを完全子会社化した

 エディオンの久保允誉代表取締役会長兼社長執行役員は、「AI(人工知能)人材になり得る子どもを育てる必要があると考え、ロボットプログラミング教室を始めた。こうした考え方や、世界に通用する人材を育てる環境を整えたい、という考えが一致したので、夢見るの完全子会社化を決定した」と完全子会社化の背景を語る。

 エディオンのグループ会社になった夢見るでは、「子どもの好きを学びにつなげる」という考えのもと、全国100教室以上のロボットプログラミング教室「ロボ団」を展開している。ロボットプログラミングの世界大会「WRO(World Robot Olympiad)」には、18年と19年に日本代表チームを輩出しており、実績は世界レベルだ。
 

 同社の重見彰則代表取締役は、「久保会長からは、教育事業を任された。エディオンの全面バックアップを受け、教育の質を担保しながら出店を強化する。まずは、地方の教育格差をなくしていく。将来的にはエディオンの店舗で教室を開校したり、ロボットプログラミングのイベントを開催したりしていきたい。これからは、エディオングループとしても貢献していく」と展望する。
 
ロボ団で使用するロボット

 当面は両社の教育事業を独立して運営するが、今後の展開については検討するとしている。久保会長は、「教育事業自体は収益源になり得る」としながら、「ロボットプログラミング教育を通して、PCの需要が生まれることや、店舗に家族で訪れるなどのシナジー効果があるかもしれない」と期待する。ただ、「シナジー効果や収益も大切だが、教育自体に力を入れていきたい」と意気込みを語った。