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「JRE POINT」をお得にためるには? メリット・デメリットを徹底解説

時事ネタ

2019/10/12 20:00

 JR東日本グループの共通ポイントサービス「JRE POINT」。ICカードのSuicaと組み合わせることで「お得になる」と評判だが、いまいち仕組みが分からないといえよう。そこで、JRE POINTの概要、メリットとデメリットを徹底解説。開催中のキャンペーンも合わせて紹介するので、通勤や通学で電車や駅ナカを利用するケースが多ければ、ぜひ参考にしてほしい。

鉄道利用でポイントがたまる

 JRE POINTは、2016年2月にサービスがスタートし、登録したSuicaで鉄道を利用したり、JREポイントの加盟店で利用したりすると、ポイントがたまる仕組みになっている。

 ほかのポイントサービスと比較した最大のメリットは、何といっても鉄道利用でポイントがたまること。具体的には、10月1日から、JR東日本の在来線をJRE POINT登録済みのSuicaで乗車すれば、利用額に応じたポイントがたまるようになっている。

 例えば、東京駅から津田沼駅まで乗車した場合、モバイルSuicaだと「473円÷50円=9ポイント」。電車に乗るだけで、ポイントがたまって非常にお得なので、JREポイントを積極的にためてみるのもいいだろう。
 
鉄道利用で付与されるポイント

 二つ目のメリットは、定期券を購入してもポイントがたまる点だ。モバイルSuica定期券になるが、50円につき1ポイント貯まるようになっている。例えば、品川駅から横浜駅の場合、1カ月で8500円。171ポイントがたまる。他社の鉄道を含んでいてもポイントがたまる。新宿駅から二子玉川駅の場合、1カ月1万2470円で249ポイントとなる。

 50円で1ポイントということは還元率に直すと2%。還元率0.5~1%程度の一般的なクレジットカードでカード型のSuica定期券(ポイント付与なし)を購入するよりもお得なので、通勤や通学で定期が必要な人におすすめだ。

デメリットは強いて言えばポイントの使い道?

 では、デメリットはどうか。強いて言うならポイントの使い道になるだろうか。具体的には、「JRE加盟店で利用」「オリジナル商品と交換」「他社ポイントサービスと交換」「Suicaで再利用」などとなる。

 ただ、JRE POINTは「1ポイント=1円」としてSuicaで利用できる。いつも電車を利用しているのであれば、使い道には困らないし、Suicaが利用できる店舗は数多い。そういった点では、デメリットが基本的に見当たらないといえる。

お得な貯め方

 JRE POINTをお得にためるならば、モバイルSuicaが良い。カードタイプのSuicaと比較して4倍の還元率。登録する方法はこうだ。

 まずモバイルSuicaのアプリをダウンロード、次に「JRE POINT WEBサイト」に新規登録、そしてJRE POINT WEBサイトで「Suicaを登録される方」を選択、最後に必要事項を入力、で完了。イメージ的には、モバイルSuicaとJRE POINT WEBサイトの双方を紐づけるという感覚だ。

「JRE CARD」ならポイント還元率が最大3.5%

 また、JRE POINTをお得にためられるクレジットカードとしてビューカードの「JRE CARD」がある。最大で、JRE POINT加盟店なら1.5%、JRE CARD優待店なら3.5%のポイント還元率となっている。定期券の購入やチャージ時のポイント還元率は1.5%。
 
JRE CARDのポイント還元率(通常)

 現在、キャッシュレスでJRE POINT還元キャンペーンを開催しており、10月1日から20年6月30日まで期間中、駅ビルなど、キャンペーン対象店舗では最大5.5%還元と、モバイルSuicaよりもお得にJRE POINTをためることが可能だ。

 このように、さまざまなシーンでポイントが高まるJRE POINT。社会人や学生ならば、登録しておいて損はないだろう。(フリーライター・平本 良太)