
7月各週のメーカー別販売台数シェアでは、2週目にソニーが一気にシェアを10%上げ、首位のアップルとの差を10ポイント以内に詰めた。3週目・4週目も20%近いシェアをキープしており、アップルを射程圏内に置いている。

好調の原動力になっているのが、7月13日に発売した高性能のノイズキャンセリング機能を搭載する「WF-1000XM3」。AirPods with Charging Case(第2世代)に次ぐ、2位にランクインしている。

ベストテンには、10時間の連続再生が可能なバリュートレード(AVIOT)の「TE-D01g」やBeats初となる完全ワイヤレスイヤホン「Powerbeats Pro」など、直近3カ月で発売した新製品も入った。多彩な製品の登場で覇権を握るAirPodsの優位は、以前のような圧倒的なものではなくなりつつあるようだ。(BCN・大蔵 大輔)
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