パイプドHDグループで電子地域通貨事業を手掛けるシモキタコインと、地域密着型アプリやイベント運営などを事業に据えるアイラブは、東京・下北沢エリアで利用が可能な電子地域通貨「シモキタコイン」を9月27日に発行を開始した。


 電子地域通貨のシモキタコインは、下北沢で開催のイベントや商業施設、飲食店などで利用できる。プリペイド方式(前払式の支払手段)に対応。アイラブが提供する地域密着型スマートフォン(スマホ)アプリ「I LOVE 下北沢アプリ」からコインをチャージでき、キャッシュレスで飲食や買い物が楽しめる。利用者がコインのチャージや決済をすると、加盟店共通で使えるポイントが貯まり、1コイン1円、1ポイント1円として利用できる。
 
「I LOVE 下北沢アプリ」からチャージが可能

 加盟店は、QRコードの設置のみで導入が可能。決済手数料が3.5%と、クレジットカードなど他の電子決済に比べてコストが抑えられるほか、キャッシュレス化による現金管理のコスト低減につながる。また、加盟店も仕入れなどでコインを利用することができ、例えば利用者から支払われた使用済みコインを未使用コインに換えて利用することもできる。
 
導入はQRコードを設置するのみ

 発行開始に伴って、パイプドHDグループはプレスツアーを開催。実際に、利用者が簡単に決済できることを示していた。
 
スマホをQRコードにかざすだけで簡単に決済

 加盟店では、「下北沢は外国人が多く、よくキャッシュレスでの支払いを望んでくる。当店は、クレジットカードに未対応なのが悩みだった。QRコードを設置するだけのシモキタコインによって低コストでキャッシュレス化できてうれしい」(喫茶ギャラリーGeki店主の谷川隆次氏)、「まさに、『待ってました!』という思い。下北沢らしい取り組み」(ARENA下北沢オーナーの山本秀敏氏)という。
 
喫茶ギャラリーGekiの谷川隆次氏(左)とARENA下北沢の山本秀敏氏

 シモキタコインは、加盟店からの出資を受けて地域通貨事業を運営する。地域全体に一体感を生み出し、加盟店共通で使えるポイント活用を促進することで、地域内でお金を循環させる仕組みづくりを目指す。