サッカーのワールドカップ(W杯) ロシア大会の初戦では、日本代表がアジア勢で初となる南米チームに歴史的な勝利を収めたり、優勝候補のドイツが負けたり、強豪のブラジルやアルゼンチンが引き分けるなど混戦模様が続き、ついつい試合を見てしまって寝不足に悩んでいる人も多いのではないだろうか。

睡眠負債をためないようにしたい

「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」を繰り返す

 また、日本の勝利で興奮冷めやらずに寝付けないならまだしも、梅雨シーズン真っ只中の6月とあって寝苦しい夜が続く。そんなときに注意したいのが「睡眠負債」の蓄積だ。軽い気持ちで「一日の睡眠時間がいつもと少し短いだけだから大丈夫」と思いつつも、それが習慣になっていくと、気づかないうちに睡眠負債をため込んでしまう危険性がある。

 睡眠には、浅い眠りから深い眠りに入り、再び浅い眠りのサイクルを繰り返す「ノンレム睡眠」と、それとはまったく異なり、筋肉は弛緩して身体を休めているが、夢を見たりして脳を活動させている「レム睡眠」の2つがある。そもそもレム(REM)という言葉は、急速に眼球を運動させる「Rapid Eye Movement」の頭文字からきている。

 ノンレム睡眠とレム睡眠の周期(睡眠周期)は、個人差はあるが約90分といわれており、5サイクルするには7時間半(450分)を要する。最適な睡眠時間が7~8時間といわれているのは、この睡眠周期に由来するようだ。もちろん、3時間で十分というショートスリーパーといわれる人もいるので、個人差や年齢差によって最適な睡眠時間は異なる。

 いずれにしても重要なのは、普段、何気なく眠って疲れが取れたとか取れないとかを感じるだけにせず、自分の睡眠状態を「見える化」して把握することだろう。ウェアラブル端末には、睡眠時間だけでなく、睡眠の状態を簡易的なデータやグラフで表示してくれる機能を搭載するものもある。
 
睡眠が把握できる小米の「Xiaomi Mi Band2」

 BCNにも、ウェアラブル端末で自分の睡眠時間を把握しているという社員がいたので、実際に見せてもらった。使っているのは、今、中国株式上場の延期などで話題になっている中国スマートフォン大手の小米(シャオミ)の「Xiaomi Mi Band 2」だ。

 時計機能はもちろん、心拍数や歩数、活動量、睡眠がチェックできる。省電力の有機ELを搭載してることもあり、連続動作が20日間というバッテリの持ちがいいのも、メンテナンスが面倒ではなくいいそうだ。
 
専用アプリのグラフで眠りの浅さや深さを知ることができる

 睡眠状態などの数値は、専用アプリをスマホにダウンロードしてチェックする。これを見ると、前日の睡眠時間は5時間47分と少なめなのがわかる。それよりも、本人がいささかショックを受けていたのは「深い眠り」が39分しかなかったことだ。浅い眠りが5時間08分なので、睡眠負債をためないためにも、よりぐっすりと眠ることを心掛けたほうがよさそうだ。

 アプリでは、色の濃い深い眠りが3本のグラフだけ表示されていることから、深い眠りの39分は、さらに3分割されていたことがわかる。自分の健康状態を「見える化」して気づきを得られるのと、得られないのとでは、睡眠負債に対する意識や関心も変わってくる。サッカー観戦による寝不足が気になったら、ウェアラブル端末を使って睡眠負債を意識してみるのもいいだろう。