楽天は2月7日、運営するフリマアプリ「ラクマ」と「フリル」のサービスを統合すると発表した。新サービスは「フリル」のフォーマットをベースにするが、名称は「ラクマ」に改める。開始日は2月26日。

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2月26日から「ラクマ」と「フリル」がサービス統合

 楽天は2014年11月にフリマアプリ「ラクマ」をスタート。16年9月にFablicが運営する「フリル」を買収し、1社で2サービスを提供する現在の体制になった。両サービスはユーザー層や取引数の多いカテゴリーで差別化。10~20代女性が中心でファッションに強い「フリル」、30代男女が中心でエンタメ・ホビーに強い「ラクマ」という棲み分けだ。

 二つのアプリはこれまでも不正出品検知やユーザビリティのノウハウを共有し、相互に補完しあってきたが、今回のサービス統合で経営資源を集中し、運営やマーケティングの効率化を図る。

 目線の先には業界トップを走る「メルカリ」の新方針がありそうだ。メルカリは17年12月にサービスを支えるテクノロジー開発の強化を発表。山田進太郎会長は「テクノロジーの力で他社を制する」と考えを明かした。今回の楽天のサービス統合もこうした動きに対抗する狙いがあるとみられる。
 
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17年12月の記者会見でテクノロジー開発の強化案を語るメルカリの山田進太郎会長

 新サービスは「フリル」のユーザーならそのまま移行、「ラクマ」のユーザーは販売中の出品物や評価データを「フリル」にコピーできる「ラクラクお引っ越しツール」を利用することで移行することができる。
 
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「フリマ」「ラクマ」ユーザーの移行フロー

 「ラクマ」については17年3月から段階的に機能制限を行う。19年中にサービスを終了する予定。両サービスで実施している「販売手数料0円」は今後も継続する。