日本漢字能力検定協会が毎年発表している「今年の漢字」に倣い、デジタル家電・白物家電の市場動向や流通に関する2018年の動向を予想し、その予想に当てはまる「漢字一字」をそれぞれ挙げてみた。この予想が的を射ているのか否か、18年の年の瀬を迎えたら、ぜひ見返していただきたい。

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■2018年の家電流通トレンド・5つの予測 リテール編(2)
 小売店のプライベートブランド(PB)<策>

 
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 2017年の家電市場では、「格安」をうたう商品が世間をにぎわせた。特に注目を集めたのは、流通で企画・販売するプライベートブランド(PB)商品だ。6万円を切る4Kテレビを発売したドン・キホーテの「情熱価格」、その価格をさらに下回って発売したノジマの「ELSONIC(エルソニック)」など、PBに注力する動きは着実に広がっている。
 
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ノジマのPB「ELSONIC」から発売された49型の4K対応液晶「ECS-TU49R」は、販売開始後、すぐに完売した

 ナショナルブランド(NB)よりも機能を絞ることで平均単価より安価に販売されるPB商品は、消費活動を促進する一方で、物価を引き下げるリスクを抱えている。BCNランキングによると、16年11月にノートPCの約2割を占めていたPB商品は、17年11月に3割以上まで膨らんでいる。価格競争で市場が疲弊する前に、価格差を説明できる接客スキルが必要になるだろう。(BCN・南雲 亮平)

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。

※『BCN RETAIL REVIEW』2018年1月号から転載