量販店の激安競争が熾烈を極めた1980~1990年代、大阪のテレビで毎日のように聞かれた「カンカンカメラのナ・ニ・ワ」というCMソング。かつて拡大路線をとった多くのカメラ量販店が、一部の勝ち組を残して消えていったのに対し、ナニワ商会は創業の原点であるカメラ販売に立ち返ることでデジタル化の時代を生き延び、今年創業70周年を迎えた。3代目・塩山知之社長は、新たな成長の道筋をアジアに見出しているという。

取材・文/日高 彰  写真/松嶋優子