スマートフォンで鍵の施錠/開錠ができる「Qrio Smart Lock」は、その利便性に目がいきがちだが、防犯対策としても優秀だ。具体的な活用シーンをQrio事業開発部シニアマネージャーの高橋諒氏に聞いた。

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事業開発部シニアマネージャーの高橋諒氏

 まず、顧客や販売員が気にするのは、セキュリティの信頼性だろう。「Qrio Smart Lock」は室内側の鍵部分に装着するので、物理的な心配はないが、スマホをハッキングされたり、友人にシェアした鍵の情報が漏えいしたり、デジタルゆえの不安はつきまとう。

 高橋氏は「ソニーのスタッフが開発チームに入り、最新のセキュリティ技術を組み込んでいます。キーシェアも、オーナーが証明書を発行し、承認することで初めて鍵として機能する公開鍵方式を採用するなど、想定されるリスクには万全の対策を施しています」と、安全性の高さをアピールする。
 
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安全性の高いキーシェアの仕組み

 むしろ通常の鍵にはない、デジタルならではの防犯対策が期待できる。例えば、別売の「Qrio Hub」を利用すれば、鍵の施錠/開錠の履歴をスマホでリアルタイムに確認できるので、外出中に不審な挙動があったときはすぐに認識することができる。この機能を、子どもや年配の親の見守りという役割で活用するユーザーもいるという。

 ほかにも、Bluetoothの届く範囲内であれば車から家の鍵を空けたり、オートロックや一定範囲内に近づくと施錠/開錠する機能を活用して「鍵を開ける/閉める」行為を省略したり、応用パターンは多彩だ。提案時は顧客の不安を解消しつつ、お悩みや家族構成から心に響く活用シーンを紹介してみるとよいだろう。(BCN・大蔵 大輔)