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microSDカード需要が急増、高性能のサンディスク製品に注目集まる

時事ネタ

2016/09/26 10:30

 今年の春、ついに従来型の携帯電話の普及率を上回ったスマートフォン。2016年3月末時点で販売台数の67.4%を占め、生活インフラとしてのポジションを確立しつつある。ユーザーの拡大は、スマホニーズにも変化をもたらしている。変化は大きく分けて二つ。大手3キャリア以外のMVNO(仮想移動体通信事業者)の登場による「サービスの多様化」と、端末の性能向上による「データの大容量化」だ。この二つの変化によって需要が増しているのが、microSDカードだ。


スマホニーズの二つの変化がmicroSD需要を喚起している
 

SIMフリーの台頭で存在感高まるmicroSD

 「サービスの多様化」の最たる例が、SIMフリースマートフォン(スマホ)だ。16年8月の販売台数前年比は153.3%で、急速に支持層を拡大している。政府がMVNO各社の市場参入を推進していることもあり、今後も継続的な成長が予想される。microSDカードの販売台数前年比も123.0%と好調で、SIMフリー市場の成長を追い風に存在感を高めている。

 SIMフリーを選択するユーザーは、格安プランに合わせて、手頃な価格帯のモデルを選ぶことが多く、内蔵ストレージ容量は少なくなりがちだ。SIMフリースマホの8月の売れ筋トップ10をみても、キャリアショップで人気の64GBや128GBのモデルではなく、8GBや16GBが主流になっている。

 内蔵ストレージの容量不足という問題を解決するために、活用されているのが、microSDカードだ。もともと容量の大きい端末を購入するよりコスパがよいので、端末の購入基準として「SDカードスロットの有無」を挙げるユーザーも多いようだ。
 

スマホ性能の向上でデータ容量が倍増

 microSDによるストレージ拡張が急増している、もう一つの要因が「データの大容量化」だ。カメラで撮影した写真1枚をとっても、数年前といまでは段違い。動画ともなればなおさらで、フルHD動画の4倍の解像度をもつ4K動画はデータ容量も大きい。最近では、周囲の景色を丸ごと映像に収める360°動画がトレンドに浮上しており、撮影データ容量の増大傾向はますます加速しそうだ。

 また、グラフィック性能やCPUの向上が、スマホで処理できる可能領域を押し広げたことで、アプリ自体の容量も飛躍的に大きくなった。microSDを利用すれば、本体を圧迫するデータサイズが大きいアプリを外部に逃しておくことができる。手軽に他のスマホやPCにデータを移行・バックアップできることもメリットだ。スマホを乗り換える際にも、microSDがあれば安心度は高い。

 録画したテレビ番組や音楽データをmicroSDに保存して、スマホで視聴する楽しみ方も浸透してきた。これらのデータは膨大で、本体に直接取り込んでいては時間も手間もかかってしまうが、microSDなら簡単だ。__RCMS_CONTENT_BOUNDARY__

高性能のmicroSDを使用するメリットは?

 microSDを選択する基準だが、必要とする容量があればどれでもいいわけではない。性能差が「どれだけスマホの作業を快適にするか」を左右するからだ。高性能のmicroSDの代名詞であるサンディスクの「エクストリーム」シリーズは、「耐久性」「最大転送速度」「スピードクラス」、そして「ブランドへの安心感」から、ユーザーの信頼が厚い。

 まず、「耐久性」だが、スマホに搭載することを考えると、非常に重視すべき項目だ。常に持ち歩くので水没や落下によるデータ消失のリスクが高いからだ。「エクストリーム」シリーズは、IPX7(水深1mの海水または淡水で最大72時間、データを保護)の防水性能を誇る。耐衝撃性能も高く、最大5mの落下でも破損することはない。このほか、耐温度・耐衝撃・耐X線・耐振動・耐磁性を備え、あらゆる外部要因からデータを保護することが可能だ

 「最大転送速度」の高さは、スマホのパフォーマンスをどれだけ発揮できるかに影響する。microSDにサイズが大きいデータを移行するメリットは先に述べたが、この移行に時間がかかっていては本末転倒。転送速度が高速であれば、この移行時間を短縮できるのだ。また、写真撮影時に転送速度が与える影響も大きい。例えば、高速連写。同じ時間の連射でも、保存先をmicroSDに設定した場合、性能によって撮影できる枚数に差が出るのだ。

 シリーズの上位クラスはUHSスピードクラス3(U3)に対応。最低転送速度で30MB/s以上で、4K動画の推奨環境でもある。せっかく4K動画の撮影に対応した端末でも、性能の低いmicroSDを使用していたのでは、コマ落ちしたり、録画がストップしてしまう可能性がある。
 

UHSスピードクラス3に対応する「エクストリーム」シリーズ(左から「エクストリーム プロ」「エクストリーム」)

 そして、最後にサンディスクの高い信頼性について。サンディスクmicroSDに使っているフラッシュメモリは、三重県四日市の工場で製造している。信頼できる“国産”ブランドといえるだろう。ことスマホに関しては、国産メーカーのスマホと互換性が保証されており、エラーを恐れず安心して使用できる。生活やビジネスを支える重要なデバイスであるスマホだからこそ、本体だけでなく関係性が密接なメモリカードについて理解を深め、最高の環境を整えたい。(BCN・大蔵 大輔)

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