「プレミアム家電」という言葉をよく耳にするようになった。一般家電に比べて、品質がよく高級な家電製品のこと。調べてみると、「かんたん」「便利」「体にいい」が共通項。「生活にうるおいとゆとりを求め始めた団塊の世代」と、「美容と健康を気にしながら、忙しい毎日に追われている30代の女性」を中心に人気が高まっているようだ。今回は、ジャンルごとに人気商品を取り上げながら、どこがどのように優れているのか、その秘密に迫ってみる。

■【掃除機】空気清浄機の立場がなくなる!

 プレミアム掃除機として人気が高いのは、サンヨーのサイクロン掃除機「エアシス」、東芝のサイクロン掃除機「タイフーンロボXP」、ダイソンのサイクロン掃除機「DC12プラス コンプリート」の3機種。最先端の掃除機は、三次元環境クリーナーに姿を変えつつある。

 世界で初めて“空気清浄モード”を採用したサンヨーの「エアシス SC-XD1」は、0.3μm以上の微粒子ならほぼ100%キャッチできる、というすぐれもの。部屋だけでなく、空気まで掃除してしまおうという大胆な発想! 都内量販店の実勢価格は10万円前後。

 東芝の「タイフーンロボXP VC-105XP」も負けてはいない。目に見えない細かいチリを約99.9%まで吸収し、吸い込んだゴミを分離した後、オゾンによって脱臭・除菌までやってくれる。どちらも女性を意識した、スタイリッシュで扱いやすいのが特徴だ。実勢価格は8万円前後。

 一方、ダイソンのサイクロン掃除機「DC12プラス・コンプリート DC12plus complete」は、フィルターを使わないので、いつまでも変わらない吸引力と手がかからない便利さがウリ。特許技術のルートサイクロンが1分間に10万回転という高速で回転し、吸い込んだ埃やチリを遠心力でクリアビンに閉じ込める。空気中のバクテリアやカビを450分の1にまで抑えてしまうその性能は、英国アレルギー協会も推奨しているほどだ。実勢価格は8万6000円前後。



■【炊飯器】プロも負けそう…… ホクホクのおいしいご飯

 炊きたてのご飯なら多少お米が古くても美味しいけど、保温しはじめると、黄ばみ・ニオイ・食感などが気になってくる。そんなイメージを変える本格志向の炊飯器が出回りだした。粘りと弾力のあるご飯が炊ける秘密は、「真空」「圧力」「遠赤外線」にあるようだ。

 “できるだけ酸化させない”ことをテーマにした「東芝の真空圧力IH炊飯ジャー RC-10VSA-KS」は、お米を水に浸した状態から外気をシャットアウト。真空状態の圧力釜(1.4気圧110℃沸騰)で一気に炊き上げ、朝のおいしさを翌日の夜まで保ってくれる。実勢価格は8万円前後。

 サンヨーの「圧力IHジャー炊飯器 匠純銅 おどり炊き ECJ-XP10-W」も、火力に注目。内釜に熱伝導性の高い純度99.9%の銅を使ったことで、驚異的なスピード加熱でお米の芯までしっかりと熱を伝える。しかも、加圧と減圧を8回(白米5合の場合)も繰り返す可変圧力コントロール特許技術が、お米のうまみを引き出してくれる。実勢価格は9万円前後。

 象印の真空内釜圧力IH炊飯ジャー 極め炊き NP-LS10-WP」は炊き方にこだわった。真空釜の内側を遠赤セラミックでコーティングし、圧力を徹底的に追求。予熱直後から蒸らしまで、今までの1.5倍もの加圧時間でモチモチの触感を生み出した。実勢価格は8万円前後。



■【冷蔵庫】ビタミンや栄養分がどんどん増える!?

 まとめ買い・お取り寄せなどが増えてきたことから、冷蔵庫メーカーは、食品を長期間おいしく保存するために、内部容量を増やし、抗菌・脱臭機能をつけるなど、あの手この手の工夫を行っている。さらに、食品のうまみを維持し、ビタミンや栄養素まで増やしてくれるなんて機能もぞくぞく登場している。

 家庭用冷蔵庫としては世界初の約8倍速・急速冷凍機能を採り入れた三菱6ドア冷蔵庫「MR-G57N-B」は、約?40度の冷気が一気に吹き出して、食感とうまさをそのまま冷凍してしまう。LEDの光を照射することで、野菜の生命活動を活性化する野菜室を備える。これで、ビタミンCとポリフェノールが増えるというから、見逃せない。実勢価格は27万円前後。

 日立6ドア冷蔵庫「真空チルド R-SF55XM-SR」は、約0.7気圧の真空環境を設けたチルド室が特徴。酸化しやすい食品の栄養素を守るために、いままでのチルド(低温)保存に、酸素コントロールを行う真空保存の発想をプラス。おかげで、生野菜・魚・肉などの栄養素と鮮度を長期間キープできる。実勢価格は26万円前後。

 ナショナルの6ドア冷蔵庫「コンパクトBiG NR-F452TM-W」にも、?40度の冷気で食品のうまみや栄養分を一瞬に閉じこめる急凍&パワー冷凍機能をもつ。そのほか、光パーシャル&切換室にはアミノ酸を増やす光LEDのほか、野菜室にはラップなしでもみずみずしさを保てるなど、食品への深い思いやりが満載。実勢価格は22万円前後。



■【洗濯乾燥機】抗菌・防臭は当たり前。段違いのレベルまできた洗濯機能

 プレミアム洗濯乾燥機で驚かされるのは、“洗濯乾燥機能”がすごいレベルまできていること。段違いの実力を見せはじめた洗濯乾燥機。さらなる進化が楽しみだ。

 東芝の「ドラム式洗濯乾燥機ヒートポンプ エアコン ハイブリッドドラム TW-3000VE-S」は、たたき洗いと手もみ洗いを繰り返しながら、Ag(銀)+イオンのシャワーを注ぎ続ける「Ag+ダンクウェーブ洗浄」でガンコな汚れも真っ白にする。さらに、約70度の乾いた風がやさしく除湿・乾燥する「ヒートポンプ除湿乾燥」によって、熱で繊維が傷むのを抑え、ふっくらと仕上げることができる。おまけに、暑くて蒸れやすい洗濯スペースでの仕事を考え、うれしい冷暖房除湿機能付きだ。実勢価格は26万円前後。

 ナショナルの「ななめドラム洗濯乾燥機 NA-VR2200R-S」も考え方は同じ。衣類を小刻みに動かすクイック反転と、上下に動かすタンブリングの2つを組み合わせた「ダンシング」方式が、もみ洗いとたたき洗いを繰り返しながら繊維の奥まできれいにする。繊維にからみついたニオイ分子を除くために、霧状の水を衣類に当て、約65℃の温風で乾燥。これで、生地の傷みや縮みがなくなり、熱に弱いウールや化繊類もそのまま洗えるようになった。実勢価格は30万円前後。



■【電子レンジ】おいしくいただきながらスタイリッシュに!

 手軽に幅広い調理を可能とした電子レンジは、本格志向と健康志向が大きなテーマになっている。おいしくいただきながら健康になれそうだ。

 シャープのウォーターオーブン「ヘルシオPro AX-2000-R」は、うまさや鮮度が失われる食物の酸化を防いで、食物の栄養素といっしょにビタミンやポリフェノールなどをキープする“超・低酸素調理”がポイント。よぶんな脂分と塩分をほどよく落とす“加熱水蒸気調理”。この2つのメリットが、メタボリックが気になる料理好きの熟年層や若い女性の心をとらえはじめた。実勢価格は15万円前後。

 三菱のスチームオーブンレンジ「石焼厨房 RO-EV100-M」は、遠赤外線、蓄熱、高火力という「石窯」の三大特徴に注目。そこで、最大4mmの石板を庫内の3面に包み込むように設置する。石板から出てくる強力な遠赤外線が食材の中までしっかりと火を通し、高い温度をキープし続ける蓄熱効果で、ヘルシーかつ本格的な調理ができる。実勢価格は15万円前後。