【BCN AWARDトップベンダー ヒットの理由】マクセル

特集

2005/03/08 14:48



[DVDメディア部門][CDメディア部門][MOメディア部門]
信頼性、保存性の高いメディアを
高度な品質と先端技術を集約


 BCN AWARDのDVDメディア部門、CDメディア部門、MOメディア部門の3冠を獲得したマクセル。高品質で信頼性の高いメディアを提供し、ユーザーからの信頼も厚い。また、ユーザーに軸足を置いた活動が、シェアNo.1につながっている。



■No.1の総合メディアメーカー

 パソコンで、デジカメの画像や動画コンテンツを楽しむユーザーが増えている。一般家庭では、DVD・HDDレコーダーといったデジタル家電の普及が進み、映像データは日々蓄積されている。こうしたデータの保存のために、各種リムーバブルメディアが活躍している。

 記録メディアには、DVDやCD、MOなどの光ディスクやフロッピーディスク、テープメディアなどがあり、容量や特徴によって使い分けられている。

 『BCN AWARD 2005』でDVD/CD/MOメディアの3冠を獲得したマクセルは、様々なメディアをラインアップする総合メディアメーカーだ。

 ユーザーから選ばれた要因は、エラーが少なく確実にデータを記録できる信頼性の高さ、光や熱、キズといった障害からメディアを守る保存性能の高さなど優れた製品品質と、「マクセルブランド」の浸透によるところが大きい。

■世界に先駆ける高い信頼性

 マクセルは、1976年に国産初の8型のフロッピーディスクを投入して以来、30年近くディスクメディアを開発・販売している。

 光学式のメディア市場では、84年の12型追記型光ディスクに始まり、91年にMOメディアの発売開始、95年にCD-Rの発売、98年に世界初の書き換え型DVD-RAMの商品化、04年に世界初5x記録対応のDVD-RAMディスクを発売し、常に次世代技術を世界に先駆けて商品化してきた。 

 また、ディスク基板の鋳型となる「スタンパ」を自社開発している数少ないメーカーのひとつでもある。高精度なレーザーカッティング技術を駆使した「HGXスタンパ」を開発し、徹底した管理のもとメディアの生産を行っている。

「HGXスタンパ技術」だけでなく、「基板成形技術」や「高密度記録膜技術」など長年培ってきたノウハウに基づき、先進の技術を製品づくりに投入している。また、高いレベルの品質基準を設けて徹底した品質管理でエラーレートが少なく、保存性の高いメディアの提供に努めている。

 さらに、メディアの研究・開発・製造・販売をトータルに行うことで、ユーザーニーズにマッチした製品をタイムリーに提供。高速記録対応メディアや、ディスク本体からケースに至るまで、長期保存性に徹底的にこだわったハイグレードDVDメディアも商品化している。

 こうしたユーザーのニーズに応える製品の提供と、それを支える高度な技術、徹底した品質管理により、同社は安心と信頼のブランドとして、今後も光メディアの先頭を走り続けるに違いない。(フリーペーパー・月刊「BCNランキング」創刊準備号掲載)