自動車税や固定資産税などの税金の支払いには、スマートフォン（スマホ）決済サービスや銀行アプリの「請求書払い」機能を利用すると原則24時間いつでもその場で納税が完了するので便利だ。ただ、数年前は多数実施されていたキャンペーンはほぼなくなり、コンビニ払いや口座振替（現金払い）よりスマホ決済を利用したほうが得するという側面はなくなった。今回はわずかに残る、請求書払いのキャンペーンを紹介しよう。

「令和7年度自動車税（種別割）」の納期限は2025年6月2日

　NTTドコモのスマホ決済サービス「d払い」は、d払い残高（チャージ残高）が支払い手段となる請求書払いにおいて、エントリーの上、合計1万円以上を支払うと、抽選で1万ポイントまたは1000ポイント、はずれても山分け方式でもれなく最大200ポイントのdポイントを進呈する「d払い請求書払いのご利用でdポイントが抽選or山分けでもらえる！キャンペーン」を6月30日まで開催している。
 
　進呈するdポイントはともに期間・用途限定ポイントで、山分けは、期間中の請求書払いの利用額が合計1万円未満だった人も対象。エントリーと支払いの順番は問わない。

　ビリングシステムが提供する請求書払いに特化したスマホ決済サービス「PayB（ペイビー）」は、エントリーの上、期間中にPayB（エントリーしたメールアドレスで利用している対象金融機関）を利用すると、支払い1回ごとに抽選で最大5万円が当たるキャッシュバックキャンペーンを実施している。なお、1等は1回2500円以上の支払い、2・3等は1回500円以上の支払いが対象。期間は6月30日まで。
 
　このほか、Pay-easy（ペイジー）は「自動車税・固定資産税・国民年金保険料も！ペイジーで現金1万円当てよう！キャンペーン」を実施している。今回から応募しやすいよう、納付書・請求書の支払い名義人とその家族も応募できるようになった。期間は7月2日まで。
 

期限ギリギリの納付はスマホ決済が便利

　残念なことに、税金・保険料の支払いは、通常のポイント還元プログラムの対象外とする決済サービスが増えている。このため、抽選で当たる可能性に魅力を感じるならキャンペーンを実施している「d払い」や「PayB」、逆に、特に魅力を感じないなら使い慣れた決済サービスがベストだろう。いずれにしても請求書が届いている人は期限までに忘れずに支払おう。