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快眠サポート特化のモバイルプレーヤー「NEM Plus」、心地よい眠りに導く納得の機能を体感

レビュー

2021/02/08 18:00

 眠れない夜に、睡眠導入としてYouTubeで動画を再生させる人は多いだろう。ゆったりした音楽や落ち着いた人の声を聴いていると次第にウトウトしてくるが、ときには賑やかな曲が自動再生され、びっくりして目が覚めてしまうこともある。cheeroのモバイルプレーヤー「NEM Plus(ネムプラス)」は、そんな困った「あるある」を解決してくれる快眠サポートアイテムだ。その魅力を紹介しよう。

「NEM Plus」(13200円)は快眠に最適な音楽を内蔵したワイヤレスプレーヤー。
色はホワイトで、同色のBluetoothイヤホンが付属

安心感がある「眠りのための音楽」でぐっすり


 NEM Plusの魅力は何といっても、内蔵されたリラクゼーション音楽だ。夜間の睡眠をサポートする「SLEEP」モードでは、60分間の音源が20曲用意されている。収録されているのは、リズムがゆるやかに変化する空間サウンドに加え、パッヘルベルの「カノン」など馴染み深い曲をアレンジしたものや、波や鳥の声などの環境音、やさしい声の読み聞かせなどさまざまだ。

 ナチュラルに広がる3Dサウンドによって、音にやさしく包まれているかのような安心感を覚える。人の緊張感を高める周波数を抑えているのも、心地いい睡眠に導く秘訣だという。自身のコンディションによってはすぐ眠れないときもあったが、NEM Plusで曲を聴きながら横になっているだけで深く落ち着いた気分になれた。
 
どの曲もぴりっとくるような刺激がなく、聴いているうちにいつも間にかウトウトしてくる。
もちろん、動画アプリのように途中でCMが流れることもない

 動画アプリや音楽プレーヤーを使いながら寝落ちすると、音楽が流れ続けてしまうので耳への負担が心配。しかし、NEM Plusは再生開始から1時間経過すると自動で停止するので、そのまま寝ても安心だ。睡眠以外にも、仕事に集中したいときや移動中にリラックスしたいときにも活用可能。静かすぎる環境だと耳鳴りが気になる人にもおすすめだ。
 
本体の充電時間は4時間で、付属のBluetoothイヤホンを使うと8~10時間再生できる。
イヤホンの充電時間は1.5時間。同梱の本体用充電器はType-C

「REST」モードでお昼寝後の目覚めもスッキリ

 仮眠の習慣がある筆者にとってうれしいのが、お昼寝をサポートする「REST」モードだ。まずは仮眠に最適とされる20分間、おだやかな曲が流れてリラックス。それを過ぎるとリズムが活気あるものに変化し、5分間流れるという仕組みだ。昼食後に仮眠を取るとつい寝すぎてしまうこともあるが、この機能を使えば自然にスッキリと起きられる。仕事中の休憩にも便利な機能だ。
 
RESTモードには10曲を内蔵。筆者のお気に入りは波の音や鳥の声などの効果音系。
寝すぎが心配な人は机にうつ伏せになるか、椅子に座った状態で仮眠を取ろう

 これまで筆者はスマホで30分のタイマーをセットしてから昼寝していたが、セットの際についSNSをチェックしたり、動画を見たりと余計なことをして入眠までの時間をダラダラ伸ばしてしまうのが悩みだった。しかし、NEM Plusは余分な機能を省いているため、選曲したらすぐに寝る態勢に入れる。起きる際も、スマホのタイマーを使うと「あと5分……」となるのに、NEM Plusではさっと覚醒できてしまうから不思議だ。

軽量・イヤホン収納可能で持ち運びも楽チン

 持ち運びに便利なのもNEM Plusの魅力だ。荷物を少しでも減らしたい出張や旅行では、音楽プレーヤーとイヤホンの収納方法が小さな悩みの種だった。しかし、NEM Plusはなんと本体に付属イヤホンの充電器を内蔵しており、持ち運びの際の収納にも使用できるのだ。これなら省スペースにもなるし、イヤホンを紛失する心配もない。
 
本体をパカッと開くと、イヤホンの収納スペースが現れる。
ほかのイヤホンやスピーカーも、有線・無線問わず接続可能

 手のひらサイズで驚くほど軽量なため、新幹線内などで使いたいときはポケットに入れて持ち運んでも良いだろう。
 
NEM Plusは外寸約79×52×29mmで、重量110g。
イヤホンの充電器を内蔵しているとは思えない軽さだ。購入の際は、専用ポーチも同梱

 最初は13200円という値段に「えっ?」と思ってしまったが、高クオリティな安眠用音楽が収納されたワイヤレスプレーヤーと、高音質のBluetoothイヤホンがセットになっていると考えたらそう高いわけではない。何かとストレスの多い世の中だからこそ、快適な睡眠環境作りが大切。夜、安眠用の動画や音楽を探して結局寝るのが遅くなるという人は、試してみる価値があるだろう。(TEKIKAKU・山崎理香子)