Wi-Fi規格はバージョンアップする毎に通信速度や安定性が向上しています。次世代規格「Wi-Fi 7」対応ルーターが発売間近である23年6月の販売動向を「BCNランキング」でみると、無線LANルーターの販売台数の7割以上がWi-Fi 6に対応していました。ユーザーの最新規格へのシフトは進んでいるといえるでしょう。

　ですが、市場全体を見ると違った様相がみえてきます。無線LANルーターの販売台数はコロナ禍で需要が拡大したものの、21年10月からは前年同月比でマイナスが続いており、23年6月は-20.9％。このところの需要は減少基調で推移していました。

　スマホやPCのみならずネットにつながる家電製品は増加しており、最新規格の無線LANルーターに買い替えることでユーザーのメリットは広がります。しかし、市場は上記のとおり厳しい状況にあります。そこでユーザーのルーターについての意識や利用状況などを把握し、先を予測して次の施策を講じることが肝要でしょう。本調査はユーザーの購入・利用実態を通して製品開発や販促活動に資することを目的としています。
 
価格

属性
総括
 
第1章 購入状況

• 1-1 購入の状況と理由
• 1-2 参考情報
• 1-3 購入重視点
• 1-4 購入場所
• 1-5 比較検討メーカー
• 1-6 非購入理由

第2章　利用状況

• 2-1 過去の購入状況と入手方法、利用していたメーカー
• 2-2 メーカー変更理由と利用期間
• 2-3 次に購入したいメーカーと同一メーカーを購入する理由
• 2-4 次に同一メーカーを購入しない理由
• 2-5 適切なサポート期間とメーカー都合の買い替え
• 2-6 ルーターへの接続台数と機器
• 2-7 情報機器の利用状況
• 2-8 購入のきっかけとなる機能・仕様と設定変更状況
• 2-9 ルーターへの不満点-1
• 2-9 ルーターへの不満点-2
• 2-9 ルーターへの不満点-3
• 2-9 ルーターへの不満点-4

第3章　アダプタ/中継器の利用状況と住環境

• 3-1 中継器の利用と住環境
• 3-2 ルーターに搭載してほしい機能-1
• 3-3 ルーターに搭載してほしい機能-2