家電やデジタル機器を中古で購入したことがあるのは約2割

アナリスト調査レポート

2023/09/22 12:30

 中古の家電やデジタル機器の市場規模は拡大傾向にあると言われている。物価高騰や半導体不足による品薄などが背景にあると考えられるが、中古製品は実際、どのように購入されているのだろうか。

 BCNでは2023年8月、自主調査「中古家電の購入に関する調査」を実施した。対象は20~69歳の男女890人。中古家電・デジタル機器について、購入経験や興味の有無などを訊いた。
 
図1 中古家電・デジタル機器の購入経験

 中古家電・デジタル機器の購入経験を訊いたところ、「ある」と回答したのは22.6%だった。購入製品のカテゴリーでは、PC、タブレット端末、ゲーム機等の「情報家電本体」が39.3%で最も高かった。次いで高かったのは、テレビ、レコーダー等の「ビジュアル家電」(25.9%)、スマートフォン等の「通信家電」(21.4%)で、それぞれ2割を超えた。
 
図2 中古家電・デジタル機器を購入した理由

 中古家電・デジタル機器を購入した理由は「価格が安い」が64.7%と断トツだった。一方で、製品の品薄や終売、環境への配慮といった理由は10%前後の比率にとどまった。

 今回の調査ではこのほか、中古家電・デジタル機器を購入して感じた不満や、中古に対するイメージなど、購買動向や意識について訊いた。


<調査概要>
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象:20歳~69歳 男女
総サンプル数:890人
調査期間:8月31日
調査企画・集計・分析:BCN

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【BCN調査レポート】中古家電の購入に関する調査
   https://www.bcnretail.com/research/detail/20230901_359298.html


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