BCNでは2023年2月、自主調査「若年層のPC所有に関する調査」を実施した。対象はスマートフォン（スマホ）を所有する若年層（15～39歳）の男女796人。PCの所有や利用状況、PC購入のきっかけ、PCを購入しない理由などについて訊いた。


　PCの所有率は、「ノートPCのみ」が43.0％、「デスクトップPCのみ」が8.1％、デスクトップ・ノートの「両方」所有が10.8％。合計61.9％で、6割以上がPCを所有していることが分かった。
 
　PCを所有することになったきっかけは「写真の編集・データ保存」（27.1％）の比率が最も高かった。次いで「学校の授業・課題」（26.1％）が高く、「仕事・ビジネス」（25.4％）が続いた。コロナ禍で一気に広まった「在宅勤務・テレワーク」も17.0％と2割近かった。
 
　一方、現在PCを所有していない38.1％に対し、PCを所有しない理由を尋ねたところ「スマートフォンで十分」（41.6％）が最も高かった。「PCを必要とする作業がない」（38.6％）、「価格が高い」（36.9％）も3割を超えた。

　今回の調査から、スマートフォンだけでなくPCも所有している若年層は、6割以上と過半であることが明らかになった。PC所有のきっかけは進学や就職、仕事の都合といった理由が多い。一方で、PCを所有しない人の回答からは、スマホで大抵の物事が完結している様子が見て取れる。PCなし派にとっては、PCの必要性が薄く、価格の高さもあって、PCの所有には至っていないことが分かった。

＜調査概要＞
調査方法：インターネット調査
調査地域：全国
調査対象：15歳～39歳 男女
総サンプル数：1100人（うち、スマホを所有し、そのメーカー、購入時期を回答した796人を対象に集計）
調査期間：2月3日～2月5日
調査企画・集計・分析：BCN

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　【BCN調査レポート】若年層のPC所有に関する調査
　  https://www.bcnretail.com/research/detail/20230208_315479.html


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