2026.10.08 17:00

スマホ・PC

iPhoneのアウトカメラをセルフィーで使う! 自撮りモニター「Camee+」なら3色ライトの演出力で満足度がアップ

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 スマートフォン(スマホ)で自撮りをするとき、多くの人が使うのはインカメラだろう。しかし、最新iPhoneをはじめ、スマホはインカメラよりも背面に備わっているアウトカメラの方が高性能なことが多い。せっかくなら、自撮りでもアウトカメラを使いたいと考える人もいるはずだ。ネックになるのが、アウトカメラを自分に向けると、画面で自分の姿を確認できないことだ。そこで役立つのが、スマホのアウトカメラ映像を手元のモニターに表示する自撮りモニター「Camee(キャミー)」シリーズだ。今回は、その最新モデルとなる「Camee+(キャミープラス)」を実際に使い、使い勝手を検証してみた。新たに搭載した3色のライトによる「演出力」にも注目してほしい。(OFFICE BIKKURA・小倉 笑助)

スマホのセルフィーをアウトカメラで実現する
「Camee」シリーズの最新モデル「Camee+」をレビュー

「アウトカメラで自撮りしたい」をかなえるCameeシリーズ

 慶洋エンジニアリングのCameeシリーズは、スマホの背面に取り付けることで、アウトカメラが捉えている映像を手元のモニターで確認できるガジェットだ。アウトカメラを自分に向けたままでも、顔の位置や構図をチェックしながら撮影できるので、インカメラよりも高性能なカメラによるセルフィーが可能になる。

 Cameeシリーズは、初代モデルからユーザーのニーズを取り込みながら進化してきた。2025年に登場した初代Cameeは、アウトカメラの映像をモニターに表示することで、まず「見る」という役割を実現した。
 
2025年6月26日に発売された初代Camee

 その後に登場した「Camee Neo」では、リバースタッチや音声出力を搭載。映像を見るだけでなく、モニター側からスマホのカメラを操作できるようになった。そして今回のCamee+では、さらに新しい機能として3色のライトを搭載。撮影時の確認だけでなく、光を使って写真の雰囲気まで変えられるようになっている。

スマホとケーブル接続するだけですぐに使える

 ここからは実際にCamee+を使ってみる。

 初期設定の方法はiOSとAndroidで若干異なる。iOSの場合は「設定」から「ズーム機能」をオンにする。Androidの場合はアプリ「HCLink」をインストールする必要がある。

 その後はどちらのOSのスマホでも、付属する短いケーブルでスマホとCamee+を接続するだけだ。初回だけアクセサリの接続を許可する必要があるが、2回目以降は接続するだけで本体が起動し、すぐに使い始めることができる。

 Camee+はスマホの背面にマグネットでくっつく設計だ。筆者が利用したiPhone 15の場合は横方向で両サイドに数mm、縦方向で下に1cmほどはみ出した。
 
Camee+とiPhone 15を有線で接続
追加のセットアップは必要ない


 マグネットは強力だが、スマホカバーの種類によっては吸着力が弱くなる。ベストな状態で利用するならMagSafeに対応したケースを装着するか、カバーを外した状態で使用するのがいいだろう。

 インターフェースは本体側面の右側に物理ボタンが四つ備わっている。機能は上からライトのカラー変更、ライトの明るさ調整(5段階)、画面の明るさ調整(3段階)、正像/鏡像切替となっている。

 なお、ライトは4秒長押しでON/OFFを切り替えられるため、ライトを使わずモニターだけを利用することもできる。

インカメラとの違いは? 撮影のしやすさを比較

 インカメラによる通常の自撮りと、Camee+を利用した自撮りでは、具体的にどのような違いがあるのだろうか。まずは、撮影のしやすさについて比較してみた。
 
iPhone 15にCamee+を装着してアウトカメラを構えたときの体勢

 撮影時の体勢はどちらの場合も変わらない。インカメラの場合はスマホの画面側を、Camee+を利用する場合は逆のスマホの背面側を被写体(撮影者)に向ける。

 Camee+の重さは約90gと軽いので、撮影時に重さが大きな負担になることはなかった。スマホからはみ出した部分も、特に邪魔にはならないと感じた。

 Camee+のモニターは4.02インチで、解像度は1136×640。セルフィーの構図や表情を確認するには十分な画質で、アウトカメラの映像も見やすい。画面の遅延も気にならず、リバースタッチによる操作も快適だ。

 スマホ自体の画面よりは小さいので、視認性や操作のしやすさはインカメラに分がある。それでも、Camee+のモニターはセルフィーの構図や表情を確認する用途なら、十分に実用的なレベルといえるだろう。

新モデルの目玉は「3色のライト」 手軽に雰囲気の異なる写真を楽しめる

 アウトカメラでセルフィーを撮影する最大の違いは「画質」だ。

 iPhone 15の場合、インカメラが1200万画素なのに対して、アウトカメラのメインカメラは4800万画素とその差は大きい。

 さらに、アウトカメラは2倍の光学ズームや最大10倍のデジタルズームに対応するほか、超広角カメラも備えている。インカメラと比べて、画質だけでなく撮影時の選択肢も多い。

 そして、Cameeシリーズの最新モデル「Camee+」ならではの機能といえるのが、3色のライトだ。ホワイト・シアーピンク・ピンクの3色を切り替えることができるので、写真のイメージをがらっと変えることが可能だ。明るさは5段階で調整できるので、周囲の環境に合わせてベストなセッティングができるのもうれしい。

 実際に撮影した写真を見てみると、画質以上に、ライトによる写真の雰囲気の違いが分かりやすい。
 
Camee+の各ライト
(左からライトなし、ホワイト・シアーピンク・ピンク)で撮影した写真

 夜景を背景にしたセルフィーで比較してみよう。

 まず、ライトなしで撮影した場合はスマホの夜景モードで明るく補正された写真になる一方、夜空の黒はぼんやりしている。

 ホワイトのライトで撮影すると、被写体と背景のコントラストがしっかりと際立つ。明るさは最大に設定していたが、白トビすることなく、美しく肌を照らしていることが分かる。

 シアーピンクの場合は、ホワイトと比較して肌にほんのりと赤みが差す。色は強すぎない(明るさの調整もできる)ので、少し写真の雰囲気を変えたいときにはぴったりだ。

 ピンクはかなりビビッドで、写真の印象ががらっと変わる。影響範囲が写真全体ではなく、カメラに近い範囲だけになるのがポイント。加工とは一味違う写真を楽しむことができる。

人に撮影してもらうときも「モニター」があれば安心

 Camee+が便利なのは自撮りのときだけではない。人に自分のことを撮影してもらうシーンでも、スマホ単体ではできない使い方ができる。それは、どのように自分が撮影されようとしているのかを、モニターで確認できるということだ。
 
人に自分の撮影を依頼するときもモニターがあると便利

 人に撮影を依頼して仕上がりを確認したときに、イメージしていた画角と違ったり、フレームに収めたかったものが入っていなかったりした経験は誰しもあるだろう。しかし、撮影し直してもらうのも、心理的にハードルが高い。

 そんなとき、Camee+なら撮影中に「もう少しこうしてほしい」という指示をすぐに出すことができる。これなら撮影する側もしてもらう側も、お互いに気を遣いすぎることなく、写真の満足度も高められる。

有線接続だから、バッテリーレス 旅行中も安心

 検証前にちょっと引っかかっていたのが、スマホと本体の接続方法が有線接続ということだ。「無線だったらもっと便利なのに……」と思ったが、実際に使ってみると、有線だからこその使い勝手のよさに気がついた。

 まずは、スマホ側からケーブルで電源を確保できるため、本体の充電が不要ということだ。今はスマホ以外にも充電しなければいけないデバイスは多い。それを一つ減らせるというのはありがたい。特に長時間外出する旅行中などでも安心できるのは大きい。

 また、ケーブルを接続するだけで起動するという分かりやすさもいい。Bluetooth接続の場合、人によっては手間取るし、そうでなくてもうまく接続できずにイライラすることがある。有線なら、そうした心配とは無縁だ。

アウトカメラで「撮る」だけでなく、写真を「作る」ためのスマホアクセサリー

 Camee+はバージョンを重ねているだけに、単純にアウトカメラで自撮りができるだけでなく、どうすれば自撮りをしやすいか、手軽に装着して使えるかという部分までよく考えられていた。

 また、3色のライトを搭載したことで、活躍するシーンは過去のモデルから大きく広がったように感じられた。アウトカメラの性能を生かしたセルフィーを撮りながら、光によって写真の雰囲気まで変えられるのは、Camee+ならではの面白さだ。

 スマホのカメラ性能を生かして、いつものセルフィーとは少し違った写真を撮ってみたい人には、試してみる価値のあるアイテムといえるだろう。
写真ギャラリー

小倉 笑助

Shosuke Kokura

家電・IT専門メディアで10年以上の編集・記者経験を経て、「OFFICE BIKKURA」を創業。現在はフリーライターとして幅広い業界で取材活動を行う。家電レビュー、業界のキーマンインタビュー、金融サービスの解説、企業の戦略分析などの記事制作が得意。ポイ活セミナーの講師も務め、生活者に役立つ情報を日々発信している。

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