今や国内のSIMフリースマートフォンで1位、2位を争うトップメーカーになったファーウェイ。実はスマホだけでなくSIMフリーのタブレット端末も好調だ。家電量販店の実売データを集計した「BCNランキング」によると、今年8月にシェア38.3%を占め、初めてAndroidタブレットのNo.1メーカーに躍り出た。9月も、SIMフリースマホでもライバルであるASUSを抑え、シェア34.7%でトップに立った。今回は、販売中のタブレットの主要モデルを紹介しながら、その人気の秘密を探る。

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2万円台半ばの7インチ/10インチモデルが人気

 現行ラインアップのなかで、特に人気なのが、7インチのSIMフリータブレット「MediaPad T2 7.0 Pro」と、10.1インチのWi-Fiタブレット「MediaPad T2 10.0 Pro」だ。ともに税別で実売2万円台半ばと手頃な価格ながら、十分な基本機能を備えており、コストパフォーマンスは抜群。音にこだわった3万円台後半のハイエンドモデル「MediaPad M2 8.0 LTE」も用意し、幅広いニーズに対応する。
 
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「MediaPad T2 7.0 Pro」(左)と「MediaPad T2 10.0 Pro」。
大画面10.1インチの「T2 10.0 Pro」は、より高速で安定した通信が可能なIEEE 802.11ac(5GHz)もサポートする

 海外では、「MediaPad M2 8.0 LTE」の後継機「MediaPad M3 8.0」も発表済みで、近々、日本市場にも投入されるのでは、と期待されている。ファーウェイは、2010年に横浜に端末R&Dセンターを設立。日本市場向けに、さまざまなチューニングを行っている。人気の要因は、こうした信頼性やスマホでの高い評価、そして何といっても価格の安さにあるだろう。
 
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1万円台の廉価モデルのLTE対応版が登場 スマホ代わりにも

 同社は10月21日、実売1万円台のWi-Fiタブレット「MediaPad T1 7.0」のLTE版「MediaPad T1 7.0 LTE」を発売した。画面サイズは7インチ(解像度600×1024)で、カラーはシルバーとゴールドの2色。シルバーは、当初はファーウェイのオンラインストア・MVNO限定モデルとなるが、順次、他のオンラインストアでも取り扱う予定だという。
 
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LTE対応のSIMフリータブレット「MediaPad T1 7.0 LTE」

 下り最大150MbpsのLTEに対応し、音声通話付きSIMを挿入すれば、音声通話もできる。カラーによってROM/RAMの容量が異なり、ゴールドは2GB/16GB、シルバーは1GB/8GB。メインカメラ、インカメラとも、画素数は200万画素と抑えめだが、自宅で使う2台目やアウトドア用途なら十分だろう。
 
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女性でも片手で持てる7インチサイズ。画面は十分に明るく、見やすかった

 市販の防水ケースに入れれば、入浴しながら動画や電子書籍を鑑賞できる「お風呂タブレット」になる。高価な防水対応タブレットを買うより、トータルコストで考えるとリーズナブルだ。
 
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解像度は600×1024ドットと低め。
フルHDと比べると表示は粗いが、ほとんど気にならないレベルだ

 GPSを搭載しており、「ポケモンGO」をはじめとする、位置情報を使ったゲームも可能だ。無料のマップアプリや有料のナビアプリをインストールして、カーナビや自転車ナビとしても活用できそうだ。最新のAndroid 6.0搭載、LTE対応ながら、1万円台という価格設定は、「大画面SIMフリースマホ」とみなすと、まさに激安。ハイスペックを求めないなら、スマホとしても候補に入れたい。

ますます充実するラインアップ 今後もシェアトップを維持できるか

 タブレットは子どもや高齢の両親へのプレゼントとしての需要も高い。新モデル「MediaPad T1 7.0 LTE」が加わり、ラインアップがますます充実してきたファーウェイのタブレット。年末に向けて、ファーウェイがシェアトップを維持できるのか、さらには、好調のスマホ同様、タブレット市場をけん引する存在へ成長するのか、今後が楽しみだ。

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。