デジタルビデオカメラやデジタルカメラ、スマートフォン、タブレット端末と、動画を撮影できる機器が増えたことで、気軽に動画を撮影する人が多くなっている。ちょっとしたできごとや、子どもやペットのかわいい瞬間に遭遇したときに、さっと撮影ができるのはうれしいが、こうした動画は気がつかないうちに溜まってしまうもの。1年に1回は整理したい。

　撮影した動画をPCに取り込んで編集したり、DVD/ブルーレイディスク（BD）などのメディアに書き出したり、動画配信サービスやモバイル機器での再生用にフォーマットやサイズを変更したりするときに活躍するのが、「ビデオ関連ソフト」だ。

　今年、一番売れているビデオ関連ソフトはどれなのだろう。家電量販店の実売データを集計した「BCNランキング」で、2013年1月1日から11月30日まで合算したランキングをチェックした。
  　1位はジャングルのコピーソフト「DVDFab3 BD＆DVD コピープレミアム」で、シェアは5.6％。BDとDVDの両方に対応したディスクトランスコード対応コピーツールで、BDからBD、BDからDVD、DVDからDVDへのコピーができる。
 

　2位はソースネクストのライティングソフト「B's Recorder 12」で、シェアは5.2％。各種ファイルを簡単な操作でCD/DVD/BDへ書き出すことができ、BDより記憶容量が大きいBDXLに対応している。3位はイーフロンティアのビデオ編集ソフト「VideoStudio Pro X6 通常版」で、シェアは4.0％。多彩な動画編集機能を備え、完成した作品はDVDやBDに加えて、ウェブ上の動画共有サイト、スマートフォンなどのモバイル機器などに書き出すことができる。
 

 

「DVDFab3 BD＆DVD コピープレミアム」で動画の整理をしよう

　1位を走る「DVDFab3 BD＆DVD コピープレミアム」は、ディスクのコピーだけでなく、動画変換、ディスクオーサリングまで対応した動画に関する総合ソフトだ。通常の動画ファイルはディスクへ書き出すだけでは家庭用のDVD/BDプレーヤーで再生できない。家庭用のDVD/BDプレーヤーで再生可能なディスクへ変換する作業がディスクオーサリングだ。

　ビデオカメラやiPhoneなどのスマートフォン、デジタルカメラで撮影したWMVやMOV形式、そのほかのビデオデータなどをDVD/BDに保存することができる。これならスマートフォンで撮影した動画もデジタルカメラで撮影した動画も、撮影した機器に縛られず、テーマや被写体ごとにまとめて1枚のDVD/BDに保存することができる。

　また、DVD/BDに保存したデータをiPhone/iPad/Android端末/Xbox 360/PS3などで再生できるように変換できるので、気軽にお気に入りの動画をモバイル機器に移して持ち歩くことができる。

　豊富なコピーモードも特徴の一つ。DVDからDVD、BDからBDへのコピーだけでなく、複数枚のDVDの映像を1枚のDVDにコピーしたり、BDのデータを圧縮してDVDにコピーしたりできる。再生機器に合わせてメディアを選択できるので、田舎の両親やママ友など、人に渡すときに重宝するだろう。
 

　このディスクコピーを正常に行うため、搭載している重要な機能が豊富なディスク読込モードだ。ディスクを読み込む際に発生するエラーの大半は、ディスクの経年劣化や傷が原因だ。「DVDFab3 BD＆DVD コピープレミアム」は長年の経験により、自動的にエラーを回避してディスクを読み込むことができる。自動でエラーを回避できない場合、エラースキップ、読込タイミングを手動で調整することも可能だ。

　このほか、タイトル/チャプター単位で範囲を指定してコピーする機能も備えている。これを活用して、膨大な動画データから見どころだけをピックアップしたダイジェストDVDを作成できる。

　動画をコピーして変換できる「DVDFab3 BD＆DVD コピープレミアム」は、初心者だけではなく、すべてのユーザーにおすすめできるソフトだ。部屋を片づけるのと同じように、撮り散らかっている動画を年末年始の休みの間に整理しよう。


＊「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割をカバーしています。