• ホーム
  • ライフスタイル
  • ビックカメラとユニクロ、「ビックロ」で国内需要を喚起、「新宿の新名所」が9月27日オープン

ビックカメラとユニクロ、「ビックロ」で国内需要を喚起、「新宿の新名所」が9月27日オープン

ニュース

2012/09/12 14:45

 ビックカメラ(宮嶋宏幸社長)とユニクロ(柳井正会長兼社長)は、9月11日、記者会見を開催し、両社がコラボレーションして、ビックカメラ新宿東口新店を新形態の店舗「ビックロ」として9月27日にグランドオープンすると発表した。

ビックカメラの宮嶋宏幸社長(左)とユニクロの柳井正会長兼社長

 地下3階・地上8階の「ビックロ」は、地上1~3階が「ビックロ ユニクロ新宿東口店」、それ以外のフロアが「ビックロ ビックカメラ新宿東口店」になる。単に同じ建物内に店を構えるだけでなく、例えば暖房器具のコーナーではユニクロの売れ筋衣料品「ビートテック」を販売。また、ビックカメラの「ビックポイント」をユニクロ新宿東口店限定で利用できる「ユニクロクーポン」に交換するなど、新たなサービスを提供する。

 ビックカメラの宮嶋社長は、「ビックロは、『素晴らしいゴチャチャ感』をコンセプトにした店づくりを追求する。新宿の新名所にしていきたい」と意欲をみせた。ユニクロの柳井会長兼社長は、「ビックカメラとコラボレーションするなら、今までにない店にしようと考えていた。海外の観光客が必ず来店して商品を購入する『グローバル繁盛店』を目指す」とした。目標について、ビックカメラの宮嶋社長が「初年度に500億円の売上げを目指す」としたほか、ユニクロの柳井会長兼社長が「当社が日本で出店しているなかで一番の売上高が見込める」と自信をみせた。

 両社が共同で新しい形態の店舗をオープンすることになったのは、「需要を喚起するような店づくりで日本が元気になる」(ユニクロの柳井会長兼社長)と確信しているからだ。柳井会長兼社長は「家電は日本のお家芸の一つ。海外の観光客に、日本ならではのカルチャーを伝えていく」と訴えている。

 宮嶋社長は、「日本の家電量販店業界は、テレビの不振で厳しい状況が続いている。しかし底を打った感はある」として、「家電とファッションを組み合わせて、新しい需要を開拓する」とアピール。業界が異なるものの柳井会長兼社長も、「今までにない発想で開発される家電が少なくなっている」と指摘したうえで、小売の立場から新しい生活を提案するために「ビックロ」の展開に踏み切ったことを示唆した。

→グランドオープン記念イベントなどの詳細はこちら