シャープ、業界で初めて洗米機能を搭載したIHジャー炊飯器「ヘルシオ炊飯器」

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2012/08/24 19:41

 シャープは、業界で初めて洗米機能を搭載したIHジャー炊飯器「ヘルシオ炊飯器」2機種を、9月20日に発売する。

ヘルシオ炊飯器 KS-GX10A(レッド系はイメージ)

 フタの裏に「かいてんユニット」を備えたIHジャー炊飯器。水の抵抗を抑えて泳ぐペンギンの後退翼と、魚群が斜め前の魚を追うことできれいならせんをつくる習性を応用した「かいてんユニット」がつくり出す水流でお米を洗う機能「匠の洗米技」で、ビタミンB1やナイアシンなどの栄養素や、アミノ酸などのうまみ成分が多く含まれる白米表面の「サブアリューロン層」のはく離を抑制する。

 内釜に入れたお米をたっぷりの水でさっとひとかきし、その水をすぐに捨てて、再び水を入れて本体にセットすることで、「匠の洗米技」がスタート。内釜の三つの水流が、お米一粒一粒の飛散や衝突を抑えて洗米。その水を捨ててから炊飯器に再度セットする。このムラの少ない洗米と炊飯によって、「健康とおいしさ」が両立したごはんが炊き上がる。

「かいてんユニット」(左)は、洗米や浸し、加熱時はウイングを広げ、沸騰後の泡切り時は閉じて回転する。洗米時は30~60秒程度で約150回転してお米を洗う

 「匠の洗米技」によって、人の手で洗う場合に比べて栄養素の残存量が約20%アップ。また、かきまぜることで吸水が促進され、甘み成分が増えたお米を高火力の連続沸騰で炊き上げることで、うまみや甘みなど味を感じさせる「呈味(ていみ)」成分が「かいてんユニット」なしの場合と比べ約32%アップ。ふっくらとしたおいしいごはんに仕上げる。

 また、「かいてんユニット」が自動でかくはんしておいしく調理する「まぜ技クッキング」メニューを搭載。白米の炊飯だけでなく、微妙な火加減調節が必要な肉じゃがなどのおかずや、カスタードクリームなどのお菓子を手軽につくることができる。

炊き込みごはん(左)は、具がよく混ざっていることがわかる。右は白米の下に色づけした米を入れて炊いた「お米のかくはん実験」による従来製品との比較

 ラインアップと実勢価格は、内釜に「3mmハードガラス鉄釜」を採用した「KS-PX10A」が9万円前後、「2mmハードガラス鉄釜」を採用した「KS-GX10A」が7万円前後の見込み。ともに、最大炊飯容量(白米)は1.0L。サイズは幅263×奥行き347×高さ230mm。重さは「KS-PX10A」が約6.8kg、「KS-GX10A」が約6.7kg。カラーはレッド系で、「KS-GX10A」はホワイト系を加えた2色。