プロプレイヤーの使用率No.1。数々の世界大会を支える信頼のゲーミングモニター

 ベンキュージャパンは、本格ゲーマーに向けた「ZOWIE(ゾーイ)」と、よりマルチな用途に対応する「MOBIUZ(モビウス)」という2種のゲーミングモニターをラインアップしている。特に、ZOWIEは数々の世界大会で採用され、プロプレイヤーの使用率No.1を誇るトップブランドとして高い知名度を誇っている。今回は、両ブランドから代表的なモデルをピックアップして、紹介していこう。

プロプレイヤーから絶大な信頼を寄せられる使用率No.1モニター「ZOWIE」

 Acerのディスプレイ部門を起源として1984年に設立したベンキュー。現在、日本では法人および個人に向けてプロジェクターと液晶モニターの販売を軸に事業を展開している。

 中でも個人向け液晶モニターにおいて高い注目を集めているのがゲーミングモデルだ。同社は、本格ゲーマーに向けたZOWIEと、よりマルチな用途に対応するMOBIUZという2種のゲーミングモニターをラインアップしている。

 ZOWIEシリーズは、2015年にベンキューが本格的なゲーミング体験を提供するべく、eスポーツ製品ラインを代表することを目的として買収。以来、さまざまなFPSの世界大会で公式採用されてきた。実際、23年からはVALORANT Champions Tour Pacific(VCT Pacific)の公式モニターとなり、世界大会に向けたアジア代表決定戦「VCT Pacific 2025」では「XL2566X+」が公式採用された。ちなみにVALORANTのプロ選手の74%以上がZOWIEシリーズのユーザーだという。

 さらに、eスポーツ業界のプロ選手が使用するデバイスを調査・公表している「Prosettings.net」でも、ZOWIEの使用率が7割近くを占めるなど圧倒的なNo.1を獲得している。大会にはZOWIEがスポンサーをしていないにも関わらず、選手からの要望でブランドロゴをテープで隠し、使用する大会もあるほどだという。

 このようにプロeスポーツ選手から厚い信頼を得ている大きな理由が、映像のブレが少なく、ターゲットをはっきりと識別できる性能の高さにある。

 XL2566X+は、日本で24年10月に発売したeスポーツ向けの液晶ゲーミングモニター。Fast TNパネルを採用、最大リフレッシュレートは400Hz、独自の残像低減技術DyAc 2を搭載し、映像のブレ(モーションブラー)を効率的に低減できる。暗いゲーム画面の視認性を向上させるBlack eQualizer(ブラックイコライザー)機能を搭載。画面への集中力を高めるアイシールドが付属する。

 TNパネルの採用は、何より勝つことを最優先し、色の再現性など画質よりも、スピード、映像の輪郭のくっきり感や鮮明さを追求しているためだ。映像入力は、HDMIとDisplayPortの2系統を用意。なお、400Hz表示の対応はDisplayPortのみで、HDMI接続では240Hzリフレッシュレートが最大となる。

 付属のスタンドは、ティルト・スウィーベル・高さ調整に対応。工業用ベアリングを採用し、好みの高さに正確に固定できるため、他の場所へ持ち運んでもベストポジションでプレーできる。
 
ZOWIE「XL2566X+」

 XL2546X+は24年12月発売のフルHDのFast TNパネルを採用するゲーミングモニター。最大リフレッシュレートは280Hz。DyAc 2を搭載し、上位モデルと同様に残像感を抑えたシャープな映像を実現している。

 また、XLシリーズで設定したゲームモードをプロファイルとして送信、共有を可能にする独自ソフトウェア「XL Setting to Share」に対応。他のプレイヤーのゲームモード設定を簡単にシェアできる。プロチームや選手が公開していれば、その設定の再現も可能だ。さらに、プレーするゲームに合わせて自動的に画面モードを変更するAuto Game Modeにも対応している。

 付属スタンドは、工業用ベアリングを採用し、柔軟な調整が可能だ。
 
ZOWIE「XL2546X+」

AIが自動で最適に調整。コンセプトデザインを一新した「MOBIUZ」

 MOBIUZシリーズは、ベンキューが20年に幅広い層をターゲットに投入した新たなゲーミングモニターとした立ち上げたブランド。無限に続くメビウスリングに由来し、「ゲームの世界に没入する」という意味を持ち、シリーズ累計国内販売台数は25万台突破している。24年5月の新製品発売を機に、宇宙船をモチーフとした新しいコンセプトデザインへと刷新、シリーズ全体が統一感あるラインアップへと生まれ変わった。

 1月発売の「EX271U」は、IPS方式の27インチゲーミングモニター。4K(3860×2160)解像度、165Hzの高リフレッシュレート、1ms(GtG)の応答速度を実現する。PCのほか、「PlayStation 5」や「Nintendo Switch」などのゲーム専用機モニターにも使用できる。

 VESA DisplayHDR 400認証を取得した高い輝度を実現し、コントラスト、DCI-P3 95%カバーの広い色域を備え、正確な色味を保証するキャリブレーションレポートを同梱する。

 PixSoulエンジンにより、パネルの状態に応じて輝度の自動調整や、色味の最適化を実現。さらにコントラスト・色彩を自動調整するAI機能 Shadow Phage搭載。色の鮮やかさを調整するColor Vibrance機能や明暗を調整するLight Tuner機能と組み合わせることで、ユーザー好みの映像を実現し、表示コンテンツごとに最適な色味でプレーができる。カラーモードはファンタジー、リアリスティック、Sci-Fiなど全15種類から選択可能。表示設定を容易に変更できる専用リモコンも付属する。

 内蔵スピーカーはないが、HDMI eARCに対応するのでヘッドフォンジャックにスピーカーを接続すれば、7.1chサラウンドのサウンドを楽しむことができる。
 
MOBIUZ「EX271U」

 同じく1月発売の「EX251」は、IPS方式の24.5インチゲーミングモニター。解像度はフルHDで、リフレッシュレートは220Hz、1ms(GtG)の応答速度を実現する。
 
MOBIUZ「EX251」

 周辺の照明環境や映っているコンテンツ内容に合わせて、画面の明るさを最適に調整してくれる「HDRi」機能を搭載。HDR非対応のコンテンツでも、周辺環境を問わず見やすく表示してくれる。

 EX271Uと同様に色味を調整するColor Vibrance機能や明暗を調整するLight Tuner機能を搭載。さらに、高音質オーディオシステムを搭載し、2.5W×2のスピーカー内蔵により、迫力のあるゲームを楽しむことができる。


XL2566X+
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XL2546X+
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EX271U
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EX251
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