ソニー、13.3型/11.6型ワイド液晶を搭載したウルトラブック「Tシリーズ」

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2012/06/04 18:55

 ソニーは、パソコン「VAIO」の2012年夏モデルとして、スリープモードからの高速起動や作業中データの自動保存ができる薄型アルミボディのウルトラブック「Tシリーズ」を、6月9日に発売する。

SVT13119FJS

 店頭販売する標準仕様モデルのラインアップは、13.3型ワイド液晶を搭載した「SVT13119FJS」と、11.6型ワイド液晶を搭載した「SVT11119FJS」の2機種。カラーはシルバー。

 「Tシリーズ」は、天面の素材にアルミニウムを用い、ヘアライン加工を施した約17.8mmの薄型フルフラットデザインのウルトラブック。側面に丸みを帯びたデザインを採用し、デザイン性だけではなく、ねじれに対する剛性も確保した。

 高速起動を実現する「Rapid Wake + Eco」を搭載。液晶を閉じると消費電力を低減した省電力スリープモードに切り替わり、開くとスリープモードから高速で復帰し、すばやく作業を再開できる。独自のデータ保護テクノロジーにもとづき、作業中データの自動保存もできる。標準仕様モデルでは、SSDの高速動作とHDDの大容量をあわせもつストレージを採用し、すばやいレスポンスと、大容量データの保存を両立した。バッテリ駆動時間は約6.5時間。

 2機種とも、CPUにCore i5-3317U(1.70GHz)、4GBのメモリ、約500GBのHDD+約32GBのSSD(スリープ機能とHDD高速化キャッシュ用、データ保存は不可)、有効131万画素のHDウェブカメラ、Bluetooth 4.0 + HS、統合オフィスソフト「Office Home and Business 2010」などを搭載する。OSは、Windows 7 Home Premium with Service Pack 1 64ビット 正規版。光学ドライブは搭載しない。VGA、HDMI、LAN、USB3.0ポートなど、豊富な接続端子を備える。

選べる2つのサイズをラインアップ(左から、13.3型ワイド、11.6型ワイド)

 サイズとバッテリを含む重さは、13.3型ワイドの「SVT13119FJS」が約幅323.0×高さ17.8×奥行き226.0mmで約1.6kg、11.6型ワイドの「SVT11119FJS」は約幅297.0×高さ17.8×奥行き214.5mmで約1.42kg。

 価格はオープンで、実勢価格は「SVT13119FJS」が12万円、「SVT11119FJS」が11万円前後の見込み。VAIOオーナーメードモデルでは、Core i3/Core i7プロセッサや、大容量SSDも選択できる。

 ソニーは、このほか2012年夏モデルとして、ノートPC3シリーズ、ボードPC2シリーズの合計6シリーズを発売する。