日本サムスン、エントリーからプロ向けまで、液晶ディスプレイ20機種を発売へ

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2012/01/10 19:41

 日本サムスンは、1月10日、LEDバックライト搭載の液晶ディスプレイ11シリーズ20機種を、1月下旬から順次発売すると発表した。全機種がダイナミックコントラスト比500万:1を実現し、鮮明で深みのある色調を再現する。価格はオープン。

ハイエンドモデル「SA850シリーズ」

ビジネス向けは広視野角パネル搭載モデルなど、4シリーズ6機種を発売



 ビジネス向けには、視野角の広いTNパネル搭載モデルのほか、高いコントラスト比と広い視野角を両立したMVAパネル搭載モデル、高視野角・高画質の新液晶駆動方式のPLSパネル搭載モデルなどを発売する。

 ハイエンドモデルの「SA850シリーズ」は、新液晶駆動方式のPLSパネルを採用し、水平・垂直とも178°の広視野角を実現。側面からのコントラスト比がTNパネルやVAパネルと比べて高いのが特徴だ。

 高速データ転送のUSB3.0対応ポートを備え、大容量データをストレスなく転送できる。ラインアップは、解像度が1920×1200の24型と、解像度が2560×1440の27型の2機種。

「SB150シリーズ」以外のビジネスモデルは縦横方向の表示に対応

 「SA650シリーズ」は、VAパネルの特徴である高いコントラスト比を維持しながら、苦手だった視野角度を向上させたMVAパネルを採用する。視野角は、水平・垂直ともに178°で、3000:1の高いコントラスト比を実現。鮮明で深みのある色を再現する。ラインアップは24型と27型の2機種。

 スタンダードモデルの「SA450シリーズ」は、継続販売モデルの24型に加え、19型を発売する。このほか、ミニD-sub15ピン1系統のシンプルモデル「SB150シリーズ」として、18.5型モデルを投入する。

スマートフォンと接続できるモデルなど、7シリーズ14機種を発売



 一般向けモデルは、シンプルなエントリーモデルから3D対応モデル、スマートフォンと気軽に連携できるモデルなど7シリーズ14機種を発売する。

 「SB750Vシリーズ」と「SB550Vシリーズ」は、HLケーブル1本でスマートフォンと液晶ディスプレイを接続できる「MHL(Mobile High-Definition Link)」を搭載。スマートフォンにダウンロードした音楽や映画、ゲームなどを液晶ディスプレイに表示して楽しめる。映像を液晶ディスプレイに表示しながらスマートフォンの充電することもできる。対応機種は「GALAXY SII」「GALAXY SII LTE」「GALAXY NEXUS」など。液晶サイズは、「SB750Vシリーズ」が24型、「SB550Vシリーズ」が23型。

「SB750Vシリーズ」(左)と「SB550Vシリーズ」

 3D対応モデルの「SA700Dシリーズ」は、独自開発の120Hz対応「3D Hyper Real Engine」を搭載し、上下左右どこからでも視聴できる広視野角の立体視を実現した。2D映像を3Dに擬似変換する機能と、10段階の奥行き調整機能を備え、立体の強弱を調整できる。

 付属の3Dメガネは従来品に比べて軽く、シャッターの開口時間が長いので明るい環境で視聴できる。Bluetooth方式で、蛍光灯などの干渉を受けにくく、フリッカーを低減した通信を実現した。液晶サイズは23型。

「SA700Dシリーズ」と付属の3Dメガネ

 「SA350Tシリーズ」は、MVAパネルの広視野角モデル。視野角は、水平・垂直ともに178°。3000:1の高コントラスト比で、色調表現がスムーズなため鮮明で深みのある色を再現する。液晶サイズは24型。

 「SB350Hシリーズ」は、応答速度2msのベーシックモデル。ゲームなど動きの早い動画をぶれずに再現できる。ラインアップは21.5型、23型、27型の3機種。

ローズブラックベゼルの「SB350Hシリーズ」

 「SB300Hシリーズ」は、ミニD-sub 15ピンとHDMI入力端子2系統を備えるエントリーモデル。HDMI-DVIの変換ケーブルが付属し、DVI接続にも対応する。ラインアップは21.5型、23型、24型の3機種。「SB300Bシリーズ」は、ミニD-sub 15ピンとDVI-D入力端子の2系統を備える。ラインアップは20型、21.5型、23型、24型の4機種。