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売れる省エネ家電や節電グッズ ビックカメラの人気は扇風機や冷蔵庫のクールカーテンなど

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2011/05/09 20:28

 人々の節電への関心が高まるなか、ビックカメラでは、全国の店舗の生活家電売り場に「節電相談カウンター」を開設した。省エネ家電や節電グッズの売れ筋を、有楽町店本館「節電相談カウンター」担当の名倉由子さんに聞いた。

 ビックカメラ有楽町店本館の「節電相談カウンター」は、地下1階の生活家電売り場の「まとめ買いコーナー」の一角を改装して設置。「節電のために何をしたらいいのか」と、悩む顧客のさまざまな要望に対応している。

有楽町店本館「節電相談カウンター」担当の名倉由子さん

 カウンター周辺には、最新の省エネ家電と古い機種の消費電力を比較したパネルやチラシを設置。冷蔵庫は10年前のモデルの約半分、エアコンは12年前のモデルに比べて約30%節電できるケースや、40W相当のLED電球は電球に比べて約78%も節電できるケースがあることを紹介している。さらに、有楽町店のカウンターのメンバーが、ワット数ごとの電気料金を一覧表にするなど、説明用のオリジナルファイルを作成。顧客からの相談にあらゆる角度で対応するように工夫している。

扇風機やLED電球がずらりと並ぶ

 名倉さんは、「節電効果の高い商品や、家電を買い替えないで節電する方法について相談を受けることが多い」という。売れ筋商品は、節電商品の代表格であるLED電球や、コンセントごとにスイッチの切り替えができるOAタップ、扇風機、冷蔵庫の冷気の流出を防ぐクールカーテンなどだそうだ。ちなみにビックカメラでは、扇風機は例年ゴールデンウィーク前後から店頭に並べていたが、今年は顧客からの問い合わせに対応して、1か月前倒して売り場を設置したという。

 そのほか人気の製品は、消費電力を計測するワットチェッカーや、お湯を沸かして保温しておく保温ポット、冷蔵庫の停電対策になる保冷材など。遮熱効果のある二重窓への関心も高まっているという。

冷蔵庫の冷気の流出を防ぐクールカーテンも人気

 エアコンも「節電効果が高い製品が売れている」とのことだが、エアコンや冷蔵庫などの大型家電は、誰もが手軽に買い替えられるものではない。まずは、エアコンには扇風機を、冷蔵庫にはクールカーテンを付加して冷気の循環を高めたり、電球をLEDに変えたりといった手の届く節電から始めたい。ビックカメラだけでなく、家電量販店各店には、節電応援グッズが揃っている。自分に合った節電方法をこまめに探したい。(BCN・田沢理恵)