ヤマハは、10月14日、歌声合成ソフト「VOCALOID」の合成エンジンソフトを使用したiPad用アプリ「iVOCALOID VY1」とiPhone用アプリ「iVOCALOID VY1t」を開発したと発表した。リリース時期と価格は未定。

「iVOCALOID VY1」の画面イメージ

 iPadアプリ「iVOCALOID VY1」は、ピアノロール方式のインターフェースを採用。ひらがなやカタカナで歌詞を入力し、画面にタッチして音程やピッチを指定するだけで、手軽に本格的なボーカルパートを制作できる。従来はなかった伴奏同時再生機能を搭載。制作した楽曲をメールで送信する機能も新たに盛り込んだ。 

「iVOCALOID VY1t」の画面イメージ

 iPhoneアプリ「iVOCALOID VY1t」は、直感的なピッチカーブ入力方式を採用。iPhone/iPod touchの画面にタッチして歌詞を入力し、ピッチカーブを描くだけで、簡単に歌唱合成やおしゃべり合成音の作成ができる。

 「VOCALOID」は2003年に開発、ライセンス販売を開始した歌詞とメロディを入力するだけで楽曲のボーカルパートを制作できる歌声合成ソフト。ライセンスを受け、クリプトン・フューチャー・メディアが発売したパソコン用ソフト「初音ミク」は、DTM関連ソフトとしては異例の本数を売り上げ、大ヒット。ユーザーが「初音ミク」をはじめとする歌声合成ソフトで作成した楽曲は、動画ポータルサイト「ニコニコ動画」や「YouTube」などに多数アップされ、人気を集めている。

 今回開発したiPad/iPhoneアプリ「iVOCALOID VY1」「iVOCALOID VY1t」の歌声合成のデータベースには、従来よりもクリアな滑舌と、力強く伸びのあるロングトーンを特徴とする自社開発の女声VOCALOID「VY1」を使用。また、ユーザーが入力する日本語の歌詞や音程に対応できるよう、160MBを超える大容量音声データベースを搭載している。