ソニー、「TransferJet」初搭載の「Fシリーズ」など「VAIO」春モデル

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2010/01/18 18:53

 ソニーはノートPCの新製品として、近距離無線転送技術「TransferJet」を初搭載した「Fシリーズ」や、6色のカラーバリエーションを揃えた「Sシリーズ」、9時間の長時間バッテリーを備えた「Yシリーズ」など、「VAIO」の春モデルを1月23日から順次発売する。価格はオープン。

 春モデルでは、写真やビデオのコンテンツを自動整理し、手軽に管理ができるオリジナルソフトウェア「PMB(Picture Motion Browser)」をリニューアル。ショートムービーやディスク作成が簡単にできる「VAIO Movie Story」のインテリジェント機能と高画質化機能を向上させ、「PMB VAIO Edition」に刷新した。ユーザーの好みや、視聴している時間帯に合わせてVAIO内に撮りためた写真やビデオ、音楽、関連するWeb動画を自動検索するオリジナルソフトウェア「Media Gallery」搭載モデルも大幅に拡大した。

 また、PCの各種トラブル予防と解決をサポートするオリジナルアプリケーション「VAIO Care」を新たに搭載。本体に搭載した「ASSIST」ボタンを押すことで、Windowsの設定などを自動で最適化し、トラブルを未然に防止したり、トラブル発生時に解決策を表示したりする。 

左から、Fシリーズ、Sシリーズ、Yシリーズ

 VAIOで初めて「TransferJet」を搭載した「Fシリーズ」は、16:9の16.4型フルHD液晶を採用。地上デジタルダブルチューナーとテレビ視聴・録画ソフトウェア「Giga Pocket Digital」で、テレビ番組を録画・再生できる。また、内蔵スピーカーやヘッドフォンで臨場感溢れるサウンドを楽しめる「Dolby Home Theater v3」を搭載。ハイパフォーマンスモデルの「VPCF119FJ/BI」は、クアッドコアプロセッサのCore i7-720QMや、高性能グラフィックアクセラレーターGeForce GT 330M GPU(専用ビデオメモリ1GB)、高速DDR3メモリなど搭載によって、データ容量の大きいRAW画像やハイビジョン映像を快適に編集できるようにした。

 「Sシリーズ」は、13.3型ワイド液晶を搭載し、約5時間の長時間バッテリを備える。ブラック、ピンク、シルバー、ホワイト、グリーン、ブラック&シルバーの計6色をラインアップする。

 「Yシリーズ」は、低消費電力プロセッサCore2 Duo SU9400(1.40GHz)を採用。13.3型ワイド液晶を搭載し、約1.78kg軽量化を図った。ACアダプターも約200gの小型で持ち運びやすいサイズ。標準バッテリで最長約9時間、オプションの大容量Lバッテリでは最長約13時間駆動する。

 OSは、F、S、YシリーズともにWindows 7 Home Premium 64ビット正規版を搭載。実勢価格は、Fシリーズ「VPCF119FJ/BI」が25万円前後、Sシリーズ「VPCS119FJ/B」が15万円前後、Yシリーズ「VPCY119FJ/S」が11万5000円前後の見込み。