AT&Tジャパン(岩澤利典社長)は6月16日、AT&T財団を通じてNPO法人青少年国際教育促進協会リビング・ドリームス(パトリック・ニュウエル代表)に2万5000米ドル相当の資金を提供し、同NPOに所属する都内11か所の児童養護施設をITネットワークで結ぶ「デジタル・ネイティブ・プロジェクト」を支援すると発表した。

左から、パトリック・ニュウエル・リビング・ドリームス代表、岩澤利典・AT&Tジャパン社長

 「デジタル・ネイティブ・プロジェクト」は、NPO法人リビング・ドリームスに所属している児童養護施設で生活している子どもたちに、デジタルを体験する機会を提供するとともに、施設間の子ども同士のコミュニケーション支援やインターネットを通じた学習、世界の子どもや情報へのアクセスを可能にすることで、子どもたちの可能性を広げるという取り組み。

 同プロジェクトには、バンクオブアメリカ・メリルリンチ証券、デジタルアーツ、フュージョン・システムズ・ジャパンも賛同し、協力している。

 リビング・ドリームスは01年に設立、国内の15か所の児童養護施設が所属する。児童養護施設は、虐待や両親の離婚などさまざまな理由で親元を離れた2-18歳までの約750人の子どもたちが生活しているが、これらの施設には、インターネット環境がないなど、外部とのコミュニケーションの手段が限られているという。

 AT&Tジャパンの岩澤利典社長は、「今回のプロジェクトを通じ、施設の子どもたちにITに触れる機会を提供することで、子どもたちの可能性を広げることができると信じています」とコメントしている。