デサントは6月1日、09年4月に開催した日本水泳選手権で着用した選手が合計13個の日本記録を樹立した「アリーナ」ブランドの競泳用水着「AQUAFORCE ZERO(アクアフォース・ゼロ)」を、6月5日から一般向けに全国のスポーツ専門店・百貨店などで5000枚を限定発売すると発表した。男性用1型、女性用2型の計3型で展開し、価格は男性用のロングスパッツタイプが1万9950円。

「アクアフォース・ゼロ」(モデルは末永雄太選手)

 水着を構成するパーツを筋肉構造に合わせてレイアウトし、ホールド性と動きやすさを両立する「アナトミックパターン」を採用。素材には、パターンの特性を生かし、新開発のラバー素材「ZERO3/ゼロスリー」を採用した。水中での運動性の確保、姿勢保持や着脱のしやすさ、はり付くようなフィット感などにより、スイマーにストレスを与えることなく、パフォーマンスを最大限に引き出せるという。

 「アクアフォース・ゼロ」は、4月に開催した日本水泳選手権において、同水着を着用した末永雄太選手らが合計で13個の日本記録を樹立した。また、5月の競泳日豪対抗において、男子200メートル背泳ぎの入江陵介選手が、「アクアフォース・ゼロ」を着用して世界記録を上回るタイムで泳いだものの、同水着が国際水泳連盟で未認可だったため、世界新記録として認可されない可能性が出たことでも話題になった。

 また、同社によると、同水着は現時点で国際水泳連盟(FINA)主催大会での使用は認められていないが、日本水泳連盟ならびに加盟団体が、主催もしくは公認する競技会においては、2010年3月末までの使用が認められているという。大会順位も有効で、学童記録・中学記録・高校記録は公認されるが、日本記録は公認されない。