NECなど、理論値最大150Mbpsの高速通信が可能な無線LANルータ

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2008/10/29 17:17

 NECとNECアクセステクニカは10月29日、無線LAN規格「IEEE802.11b/g」に準拠し、「IEEE802.11n」対応製品との互換性を持つ無線LANルータ「AtermWR4500N」を11月下旬から発売すると発表した。ルータ単体に加え、ルータとUSBスティック型の子機とのセットモデルも販売する。価格はいずれもオープン。

AtermWR4500N USBスティックセット

 通信用のアンテナを本体に内蔵したシンプルなデザインが特徴。規格値で最大54Mbpsの通信が可能な「IEEE802.11g」に準拠するほか、09年に策定される予定の「IEEE802.11n Draft 2.0」規格を応用した「11nテクノロジー」を採用。11n規格に対応したPCや子機とは規格値150Mbpsの高速通信ができるため、本体と子機が離れている状態でも、高速で安定した通信が可能。

 このほか、2.4GHz帯内の11チャネルを探索し、電波状態の良いチャネルを自動選択する「オートチャネルセレクト」と、ボタン操作でアクセスポイントの無線LAN設定が可能な「らくらく無線スタート」などの機能も搭載した。

 ラインアップと実勢価格は、ルータ単体の「AtermWR4500N」が1万円前後、ルータにUSBスティックタイプの子機をセットにした「AtermWR4500N USBスティックセット」が1万3000円前後の見込み。