薄型テレビ省エネ機運が加速、CEATEC JAPAN 2008

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2008/10/02 17:57

 9月30日に開幕した国内最大の電機/ITの総合見本市「CEATEC JAPAN(シーテックジャパン) 2008」。薄型テレビは、超薄型化や高画質化、ワイヤレス化を中心に各社の最先端技術が披露されている。こうした技術革新に加え、「省エネ」への取り組みも目立つ。主要テレビメーカーの各ブースでは、テレビの省エネをアピールするコーナーが設けられ、今後は差別化策として重視していく方針を垣間見ることができる。各社が参考展示した製品や取り組みを紹介する。

 シャープは、ソーラーエネルギーを使ってテレビをみることで二酸化炭素を増やさないというコンセプトもとに「超省エネ液晶テレビ」を展示。現段階では、家屋全体の配電や蓄電池の技術が必要になるなどの課題があるため、実現時期は未定だ。


 パナソニックは、参考展示したプラズマテレビの「高発光効率化技術」により、発光効率を2倍にした上で、消費電力を07年モデル比で約半分にできるという。09年春以降をめどに商品化する予定。プラズマテレビは従来、「毎年10%程度の消費電力削減に努めてきた」(説明員)ことから、今回展示した高発光効率化技術は画期的といえる。

 日立製作所は、液晶テレビ「Wooo(ウー) UT」シリーズのエコへの取り組みとして、07-08年は、薄型・軽量化、09年以降は省電力化に推進していく方針。消費電力モードをオンにした製品とオフにした製品を並べ、消費電力を削減しても画質のクオリティは落とさないことを強調した。09年中をめどに、現行の37V型に比べ、消費電力を50%削減する予定だ。そのほか、今回参考展示したLEDバックライト技術による省電力や軽量化を実現することでエコを推進していく。


 東芝は、液晶パネルに「高効率光学フィルム」を採用することで低消費電力化を目指す。現行の32V型に比べて34%、37V型で24%、42V型で24%の消費電力を削減できるという。商品化時期は未定。


 すでに商品化されている製品では、ソニーが「省エネNo.1」と銘打ち、今年7月に発売した液晶テレビ「BRAVIA(ブラビア)KDL-32JE1(JE1)」を展示。同社の3年前のモデルに比べ消費電力を40%削減したことをアピールしている。またシャープは、今回メインで展示している10月15日発売の「AQUOS(アクオス)」最上位モデル65V型「LC-65XS1」、52V型「LC-52XS1」が、年間消費電力量を07年モデル比で約26%削減(65V型モデル)している。