リコー、24mm広角でマニュアル露出も可能なコンパクトデジカメ「GX200」

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2008/06/24 20:47

 リコーは、コンパクトデジタルカメラ「GX200」を7月4日に発売すると発表した。07年4月に発売した「Caplio(キャブリオ) GX100」の後継機で、新型の画像処理回路の採用などで高画質化を図った。液晶ビューファインダー付属の「GX200 VF KIT」とファインダーなしモデルを販売する。価格はともにオープン。実勢価格は「GX200 VF KIT」が8万円前後、ファインダーなしモデルが6万5000円前後の見込み。

 CDDは有効1210万画素で、35mmフィルムカメラ換算で、24-72mmの光学3倍ズームレンズを搭載。画像処理回路には画像のノイズを低減する「スムースイメージングエンジンIII」を採用。レンズユニットも改良し、ゴーストの抑制した。また、バッファメモリを拡張することでRAWデータで5枚の連続撮影を可能にした。


 撮影機能では広角での撮影時に発生する画像の歪みを補正する「ディストーション補正」、コントラストの高い被写体を撮影時に起きる白飛びや黒つぶれを抑える「自動レベル補正」、撮影時に任意の色調整ができる「ホワイトバランス補正」を搭載。


 そのほかにも、CCDシフト式の手ブレ補正機能、加速度センサーを利用し、構図の水平を確認できる「電子水準器」を備えた。撮影モードはプログラム、絞り優先、マニュアルで露出が可能。ユーザーが好みの設定を登録できるボタンを3つ設けた。


 モニタは2.7型で解像度が47万画素のHVGA(ハーフVGA)液晶。「コンパクトデジカメのモニタとしては最上位レベルの解像度」(リコー)だという。記録媒体は54MBの内蔵メモリのほか、外部メモリにSDメモリカード、SDHCカードを利用する。


 サイズは幅111.6×高さ58×厚さ25mmで、重さは約208g。専用アクセサリーとして自動開閉式のレンズキャップ(1680円)、35mmフィルムカメラ換算で、135mmの望遠撮影ができるテレコンバージョンレンズ(1万7325円)、19mmの超広角撮影が可能になるワイドコンバージョンレンズ(1万5750円)も発売する。

 リコーでは「『GXシリーズ』は、カメラを愛するお客さま、撮影が趣味のお客さま向けのカメラと位置付けているが、毎日手に持って使いたくなるカメラとして愛用者は着実に増えている。今回からCaplioのブランドは外し、単に『GX200』と呼ぶことにした。月産台数は1万台を予定している」(パーソナルメディアカンパニー湯浅一弘プレジデント)としている。