バッファロー(斉木邦明社長)は4月21日、地上デジタルハイビジョン放送(地デジ)の視聴・録画ができるPC用デジタルチューナー2機種を5月中旬から発売すると発表した。USB接続の外付けモデル「DT-H30/U2」とPCIバス接続モデル「DT-H50/PCI」を販売する。価格は「DT-H30/U2」が2万1000円、「DT-H50/PCI」が2万2100円。

 PCにUSBやPCIで接続することで地上デジタルハイビジョン放送が楽しめる。2モデルともに、電子番組表(EPG、iEPG)やデータ放送に対応。電子番組表はインターネットのテレビ番組情報サービス「Gガイド.テレビ王国」を利用する。

 デジタル放送を視聴に必要なICカード「B-CASカード」が付属。アンテナは内蔵しないため、視聴にはF型コネクタで地デジ対応のUHFアンテナと接続する必要がある。


 付属ソフト「PCastTV for 地デジ」を使って、地デジの番組をHDDに録画することが可能。録画視聴モードでは、ハイビジョン画質のまま長時間録画できる「HPモード」、HPモードの約2倍の長時間録画が可能な「DPモード」、DVD相当の画質で録画する「SP/LPモード」を備える。

 また、ハイビジョン放送をリアルタイムでDVD相当の画質に変換する「トランスコード」機能を搭載。Cerelon DやCerelon Mといった地デジを見るには演算処理能力が比較的高くないCPUでもデジタル放送の視聴を楽しめるようにした。

 録画番組はDVDにムーブすることもでき、「DT-H50/PCI」ではブルーレイディスク(BD)のムーブにも対応する。両機種ともに、録画番組を9回のコピー、1回のムーブができる地デジの著作権保護ルール「ダビング10」にもアップデートで対応する。「DT-H50/PCI」ではネット上のコンテンツ保護規格「DTCP-IP」を使った家庭内配信にも対応を予定している。


 「DT-H30/U2」はサイズが幅80×高さ115×奥行き22mm、重さ約140g。「DT-H50/PCI」は、対応機種はPCIバス搭載のDOS/V対応PC。本体サイズは、縦107×横170mm、重さ約120g。

 2モデルともに対応OSは、Windows Vista/XP。画像サイズは、1440×1080、720×1080、720×480。動作環境はDP/HP画質の視聴の場合、CPUがPentium D 925 3.0GHz/Core 2 Duo E4300 1.8GHz以上、SP/LP画質時の視聴は、Celeron D 330 2.6GHz/Celeron M 450 2.0GHz/Core 2 Duo E4300 1.8GHz以上。

 会見でバッファローの和田学・事業本部市場開発事業部事業部長は「2011年では、3650万台のアナログテレビが残ると予測している。当社ではPC用の地デジチューナーだけではなく、アナログTV用の地デジチューナーも開発して、デジタル放送ソリューション市場を開拓していきたい」と意気込みを述べた。

 中村智仁・事業本部市場開発事業部デジタルホームマーケティンググループリーダは、「年末までにWチューナー搭載モデルや、MPEG-4 AVC/H.264への対応、地上デジタルとBS・CSデジタル放送対応モデルの投入も考えている」と明らかにした。