トレンドマイクロ、Webからの脅威に能動的に対応する「ウイルスバスター2008」

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2007/09/11 21:36

 トレンドマイクロ(エバ・チェン代表取締役兼CEO)は9月11日、個人向け総合セキュリティソフトの新版「ウイルスバスター2008」を発表した。10月19日からダウンロード版の販売を開始し、10月26日にパッケージ版を発売する。

 Webからの不正プログラムやアクセスの防御力向上をメインの開発テーマに置き、新技術・機能を追加した。定義ファイルの更新による不正プログラムの検知・駆除機能に加え、「Webレピュテーション技術」と「不正変更の監視機能」を新たに備えたのが特徴。

 「Webレピュテーション技術」は、不正なWebサイトへのアクセスを遮断するためのテクノロジー。サーバーの登録年月日や安定性などの評価基準に基づき、接続先の安定性を評価。危険だと判断した場合は、アクセスをブロックし不正プログラムのダウンロードを防ぐ。

 従来から提供している、偽サイトや不正なサイトのデータベースと照合して、不正サイトへのアクセスを防ぐURLフィルタリング技術と併用することで、さらに高度なセキュリティレベルを保てるという。05年から研究・開発してきた技術で、法人向け製品ではすでに導入していたが、個人でも使いやすいように改良して個人向け製品で初めて搭載した。

 一方、「不正変更の監視機能」は、不明なアプリケーションが実行されると、独自の基準を参照しPCのシステム変更が行われる前にブロックし通知する。前版では、変更された後に通知するだけで、変更前にブロックすることはできなかった。

 また、スパム対策で画像形式のスパムも防御可能にしたほか、ソフトの稼動状況を定期的にレポートする「セキュリティアクティビティレポート」機能などの新機能を追加した。なお「ウイルスバスター2008」は、個人、法人問わず、1台にOSが1つの場合、最大3台のコンピュータで利用できる。

 パッケージ版は、利用期間が1年、3年の通常版と、6台のPCで利用できる6ユーザーパックの計3製品をラインアップ。ダウンロード版はそれらに加えて、更新期の2年の製品も用意する。

 価格はすべてオープン。同社の直販サイトでの価格は、パッケージ版の1年版が5980円、3年版が1万2800円、6ユーザパックが9800円。ダウンロード版は、1年版が4980円、2年版が8980円、3年版が1万1800円、6ユーザパックが8980円。

 大三川彰彦日本代表は、「『安全という安心をすべての人へ』をビジョンに開発した。Webを基盤とした攻撃が増えているなか、パターンマッチングのような受動的な防御方法ではなく能動的な対応が必要」と説明。搭載した2つの新技術の優位性を強調した。

 一方、沢昭彦・コンシューマ統括本部統括本部長バイスプレジデントは、「セキュリティ対策には、『ウイルス対策』と『スパム防御』、『スパイウェア駆除・検知』、『URLフィルタリング』の4つ技術が柱になる」と言及。そのうえで、「当社はこの4つの技術を自社で持つ数少ない企業でノウハウが違う」と他社との違いを説明した。

 なお、新版では「シンプルで分かりやすく」をデザインテーマにし、ロゴとパッケージデザインを変更。パッケージの裏面にある説明は「誰でも分かる説明」(沢バイスプレジデント)にしたという。


トレンドマイクロhttp://jp.trendmicro.com/jp/home
「ウイルスバスター2008」


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