コーレル(下村慶一社長)は10月12日、グラフィック&ページデザインソフト「Corel DRAW Essentials 2」と、ペイントソフト「Corel Painter Essentials 3」を11月11日に発売すると発表した。価格は、通常版がともに9980円、乗り換えアップグレード版が7980円、アカデミック版が5980円。

 「Corel DRAW Essentials 2」は、デザインワークとページレイアウトで利用されているグラフィックソフト「Corel DRAW(コーレルドロー)」の主要機能を搭載。初心者でも簡単に図や表、画像を含む書類を、簡単にページデザインできるようになっている。また、ワープロソフトと比較して「自由度が高い」(下村社長)ことから、乗り換えアップグレード版の対象製品としてジャストシステムの「一太郎」「花子」、クレオの「パーソナル編集長」、マイクロソフトの「ワード」などを含めており、「ビジネスグラフィックユーズにも焦点」(同)をあてている。

 「Corel Painter Essentials 3」は、芸術家やクリエータに利用されている「Corel Painter IX(コーレルペインター9)」の機能を受け継いだ入門版。新たに、写真を元にして手軽にデジタルアートを始められる機能を追加。ブラシの種類を2倍に増やすとともに、日本人に人気の高いデジタル水彩の機能強化を図っている。

 コーレルは、カナダのグラフィックソフトメーカー、コーレル・コーポレーションの100%出資として、昨年12月に設立、今年3月からビジネスを開始した。コーレル・コーポレーションは、昨年10月にグラフィックスソフト「Paint Shop Pro(ペイントショッププロ)を販売していた米Jasc Softwareを買収。コーレルは、今年7月から「ペイントショップ」シリーズの取り扱いを開始している。

 下村社長は、「今回の新製品の投入により、プロからコンシューマ向けの製品が出揃った」と述べ、「本格的にグラフィックソフトを展開する環境が整った」としている。さらに、「ユーザーが安心して利用できるソフトを安価で提供し、流通側が売りやすい商品を出していく」と、意気込みを語った。