センチュリー、電話回線でLANに接続、モデム外付けのアクセスディバイス

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2005/10/11 15:26



 センチュリー・システムズ(田中邁社長)は、モデムやターミナルアダプタ(TA)外付けタイプの超小型アクセスデバイス「FutureNet AS-110」を発売した。価格は5万2290円。

 バックアップや一時的な接続等の目的では根強い需要があるダイヤルアップ回線や専用線を使ったリモート接続を行える製品。RS-232インターフェースとLANインターフェースを備え、アクセスサーバー(RASサーバー)、リモートルーター、インターネットアクセスルーターの3つの接続形態に対応する。RS-232インターフェースにモデムやTA、専用線モデム、構内モデムなどを接続することでさまざまなアクセス環境で利用できる。タバコサイズ(100mm×62mm×28mm)と小型で設置場所を選ばない。また、組み込み用として基板のみの提供も可能で、基板は名刺サイズ(85mm×54mm×20mm)。

 同製品は、電話回線などを使った外部からの接続要求を受けてLANに接続する「アクセスサーバ機能」、離れた場所にある2つのLAN を公衆回線やISDN回線・専用線・クロスケーブルなどを通じて相互に接続する「リモートルータ機能」、自宅や会社のLAN上のマシンから同製品に接続したモデムやTAを通じてプロバイダーに接続する「インターネットアクセスルータ機能」を備える。

 また、モデムやTAを内蔵していないため、ISDN回線、PHSなど回線に応じた機器を選択し、安価にLAN間接続を行え、ダイヤルアップユーザーをRADIUSを使って一元管理できるといった特徴がある。さらに、インターネットアクセスサーバーまたはリモートルーターとして動作しているときには「パケット・フィルタ機能」を利用したセキュリティ対策も行える。