大日本印刷(DNP、北島義俊社長)は、コンピュータ上の仮想スタジオと商品画像などを合成してイメージ画像を作成するシステム「DNPバーチャルスタジオ」を開発、10月5日からサービスを開始した。同システムを利用したカタログの売上で、06年度に1億円を目指す。

 カタログやパンフレットなどの印刷物や、ホームページなどで使用する商品写真を用意する場合、屋内ロケーションで撮影されることが多いが、天候・季節・時間帯・部屋の内装などによる制約が多いうえ、ロケハンや商品の運搬、撮影スタッフの移動などに大きなコストと時間がかかる。

 新システムは、こうした従来の商品撮影に代わる新しい画像制作手法。3次元CGとして構築した仮想スタジオと、同じく3次元CGとして用意した仮想小道具、デジタル撮影した商品画像などを合成し、実写と遜色のない高品位なイメージ画像を作成。商品の特性や、ターゲットとする顧客のテイスト・年齢層などに合わせた画像作成を支援する。

 仮想ハウススタジオは、ナチュラル/クラッシック/和/モダンの4種類を用意しており、スタジオの変更やスタジオ内の移動も自由自在。また、顧客オリジナルのスタジオ作成や、商品を含めたフルCGでの画像作成も可能。バーチャル小道具は、インテリア/エクステリア/キッチンなどのカテゴリーを多数用意するとともに、トレンドに合わせたアップデートや追加作成も行う。

 これによって、食卓/寝室/居間など多彩な利用シーンを演出したり、表現したいテイストに合わせて、壁・床などの内外装や背景を変更することが可能。さらに、作成する画像の季節・時間/日差しの入り方/影の落とし方なども自由に設定できる。