日立国際電気(長谷川邦夫社長)は、夜間でも動いている自動車や人などを動画像で撮影可能な単板式高感度カメラ3機種を10月1日に発売する。新開発の撮像素子EM-CCDを採用することで、一般に使用されるカメラの100倍以上の超高感度を実現したのが特徴。価格はいずれもオープン。


 日立国際電気(長谷川邦夫社長)は、夜間でも動いている自動車や人などを動画像で撮影可能な単板式高感度カメラ3機種を10月1日に発売する。新開発の撮像素子EM-CCDを採用することで、一般に使用されるカメラの100倍以上の超高感度を実現したのが特徴。価格はいずれもオープン。

 「HC-258」は電動雲台一体型高感度カメラで、最低被写体照度は0.012ルクス(カラー蓄積オフ時)。夜間、動画での監視も可能な15倍電動ズームレンズを搭載、独自のバックラッシレス機構の採用で画像ブレを低減した。水平方向360度旋回、上下90度旋回も可能。監視用として鉄道、空港、港湾、ダム、浄水場など極めて高いセキュリティが要求される重要施設などで利用できる。

 「KP-DE500」は微弱な光しか照射できない被写体の撮影を可能としたカラー/白黒切換タイプで、最低被写体照度は0.009ルクス(カラー蓄積オフ時)。産業用として蛍光顕微鏡・眼底カメラやPDP検査装置・ウェハー検査装置、夜行性生物観察などに利用できる。「KP-E500」は白黒専用タイプで最低被写体照度0.0003ルクス(蓄積オフ時)。

 今回、新たに開発した「EM-CCD」は、CCDで光から変換された電荷をCCD内部で電子増倍することで、蓄積機能を用いずに月明かり程度の微弱な光でも動画像を撮影可能にする。また、64倍までの蓄積機能を搭載し、星明り程度の光でも監視用として十分な画像を提供。さらに、蓄積機能・電子増倍機能・レンズ絞り制御・電子シャッター機能などを連続制御することで、真夏の強く明るい日差しから夜間の星明りまでの広範な照度範囲で連続的な監視を実現する。