BCN(奥田喜久男社長)の市場調査部門であるBCN総研は、「2005年の年賀状作成について」のアンケート調査を実施した。これによると、05年用の年賀状作成で「宛名・裏面ともPCを使う」が71.2%を占め、宛名のみ、裏面(本文)のみも含めると9割強がPCを使用すると回答した(図1)。

 BCN(奥田喜久男社長)の市場調査部門であるBCN総研は、「2005年の年賀状作成について」のアンケート調査を実施した。これによると、05年用の年賀状作成で「宛名・裏面ともPCを使う」が71.2%を占め、宛名のみ、裏面(本文)のみも含めると9割強がPCを使用すると回答した(図1)


 年齢別にみると、年齢が高くなるにつれPC使用率が高くなっており、「60歳以上」では94.3%に達している。若年層に比べ中高年層は年賀状の送付枚数が多いことから、PCの利便性が評価されている様子がうかがえる結果となった。

 この調査は、04年12月中旬、Webを使って実施したもので、年賀状を出す予定がある人を対象として行い、有効回答数は1793件だった。

 年賀状作成で主に使用するPCソフトとしては、「ハガキ作成ソフト」が66.7%と過半を占めたが、「ワープロ(文書作成ソフト)」(10.4%)、「年賀状用ムック・雑誌等に付属のソフト」(9.1%)などをあげる回答も比較的高くなっている(図2)


 裏面(本文)のデザインに使うものについては、「干支のイラスト」(73.3%)が7割強を占めトップで、次いで「正月をモチーフにしたイラスト」(37.5%)、「子供の写真」(18.7%)の順となっている(表1)。年齢別にみると、「30?40歳未満」では「子供の写真」が31.3%と他の年齢層に比べ圧倒的に高いほか、「家族の写真」(16.4%)をあげる割合も高くなっており、小さい子供のいる世代での写真使用が多いようだ。


 年賀状で主に使用するハガキの種類は、「インクジェット用ハガキ」(88.0%)が9割近くを占めた(図3)。「写真出力用専用紙」は1.2%に過ぎないが、同アンケートの自由意見では、光沢紙の官製年賀ハガキを求める意見などもみられた。2004年には関東地区限定で「インクジェット紙光沢年賀ハガキ」が発売され、好評だったこともあり、「写真出力用専用紙」のウエイトは今後高まっていくことが予想される。


 インターネットを利用した年賀状については、「E-mail」、「オンライン・グリーティングカード」で受け取った経験があるとする回答が、それぞれ6割強を占めた(図4)。一方、出した経験がある人、出す予定のある人では、「E-mail」、「オンライン・グリーティングカード」ともに受け取った経験がある人の割合を下回った。

 インターネットを利用した年賀状を自ら出すことには抵抗感が見受けられるものの、受け取った経験があるとする回答者は過半数を超えている。今後はこうした抵抗感も和らいでいく方向にあり、インターネットを利用した年賀状も浸透していくと考えられる。