パナソニックは6月17日に、エアコンを所有している20～60代の男女を対象に実施した、「2025年 今夏のエアコンお手入れやエアコンのカビ発生についての実態調査」の結果を発表した。同調査は、5月23～30日の期間に行われ、526名から有効回答を得ている。

3割が試運転を行わないままエアコンを利用

　調査対象者に、今年（2025年）すでにエアコンの冷房利用を開始したかを尋ねたところ、「すでに利用を開始している」とする回答が53％、「まだ利用を開始していない」とする回答が47％だった。
 
　夏に向けて、エアコンの試運転を行ったかを尋ねた質問では、「試運転を行った」とする回答は45％となった一方、すでにエアコンでの冷房利用を開始している人では、「試運転を行っていない」とする回答が28％に達している。
 
　今までに、エアコンでの冷房利用を開始する際に、エアコンから「モワッと臭」を感じた経験があるかを尋ねたところ、「頻繁にある」（17％）と「たまにある」（53％）を合わせた割合が70％を占めた。
 
　今年すでにエアコンでの冷房利用を開始している人に、今年のエアコンでの冷房利用開始時にエアコンから「モワッと臭」を感じたかを尋ねた質問では、「感じた」とする回答が74％に達している。
 
　現在、自宅のエアコンにカビが生えているかを尋ねたところ、「生えているがクリーニングを手配済み」（9％）と「生えているが放置している」（17％）を合わせた26％が、カビの発生を把握していることがわかった。一方で、「わからない」という回答も33％に達している。
 
　エアコンにカビが発生していることを把握しているものの、それを放置している理由としては（複数回答）、「カビ掃除のやり方がわからないから」（45％）、「クリーニング業者への依頼はお金がかかるから」（40％）、「カビ掃除が面倒だから」（39％）が上位を占めた。