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ワイヤレスイヤホンのおすすめ製品紹介! 実売データから本当に売れてるモデルがわかる

暮らし

2023/10/04 12:00

 多くの種類が発売されているワイヤレスイヤホン。「新しいワイヤレスイヤホンを購入したい」と思っても、機能も多くて、選べない人もいるのではないでしょうか。この記事では、ワイヤレスイヤホンの選び方について徹底解説します。


 イヤホンの種類や音質の違い、エントリーモデルとハイエンドモデルの相違点など、ワイヤレスイヤホン選びに役立つ情報ばかりです。最後に実際に売れている人気の商品も紹介するので、商品選びの参考にしてください。
 

ワイヤレスイヤホンの選び方

 ワイヤレスイヤホン選びでは、以下の5つがポイントになります。

■価格
■種類
■音質
■バッテリ
■その他機能

 それでは1つずつ見ていきましょう。
 

価格


 数千円程度で買えるモデルから数万円するモデルまで、さまざまな価格帯のワイヤレスイヤホンが売られています。価格差が何を意味するのかわからないと、どのモデルを買うべきか迷ってしまうでしょう。

 ワイヤレスイヤホンには、大きく分けてエントリーモデルとハイエンドモデルの2つがあります。ざっくり言うと、数千円のエントリーモデルのワイヤレスイヤホンは、音の空間的な広さが物足りなかったり、楽曲を構成する音が重なって聴きづらかったりするかもしれません。

 一方で、数万円するハイエンドモデルは、高性能・高音質です。高性能なドライバーユニットを搭載し、高品質なドライバーや振動板などによって高音質を実現しています。音がハッキリと聴こえるほか、音の迫力や広がりなどを感じられるなど、楽曲の再現度が高いのが魅力です。

 そのほか、エントリーモデルにはない機能を搭載しています。価格差によって音質が変わるため、音にこだわりたい人は少し高めの価格帯のワイヤレスイヤホンを選びましょう。
 

種類


 ワイヤレスイヤホンには、形状の違いによっていくつかの種類があります。代表的な形状は、以下の3つです。

■カナル型
■オープンイヤー型
■耳掛け型

■カナル型
 柔軟性のあるシリコンなどのイヤーチップを耳栓のように耳の奥まで差し込み、密閉した状態で音を鳴らすタイプが、カナル型のワイヤレスイヤホンです。

 音質がよく、音の厚みを感じられて細かな音までハッキリと聴き取りやすいのが特徴。ノズル部分に装着するイヤーチップに多くの種類があり、付け替えればフィット感を調節できます。また、遮音性が高く、音漏れはしにくいものの、そのぶん歩行中の使用には注意が必要です。

■オープンイヤー型
 オープンイヤー型のワイヤレスイヤホンは、耳の入り口部分にはめて装着するタイプです。「インナーイヤー型」とも呼ばれています。

 完全に耳の穴をふさがず、装着時の圧迫感が少なく耳が疲れにくいため、長時間連続して使う機会が多い方におすすめです。なお、音漏れがしやすい欠点があり、電車やバスなど公共の場などで使用する場合には、音量に注意しましょう。

 カナル型とは違って音を聴きながら周囲の音も取り込めるため、屋外では安全面に配慮しながら使える点は魅力です。

■耳かけ型
 耳かけ型のワイヤレスイヤホンは、耳の付け根部分にイヤーフックをかけて装着するタイプです。装着中の安定感が高いため、ランニングやウォーキングなどのスポーツを楽しみながら使用したいという人にピッタリ。ただし、耳の形状によっては痛みを感じることもあるため、注意しましょう。
 

音質


 ワイヤレスイヤホンの選び方には、音質で選ぶ方法もあります。製品によって高音と低音など得意な領域があるため、注意が必要です。その際に基準となるのが、コーデックです。

 コーデックとは、デジタルデータを音声データを圧縮する方式を指します。音質や遅延に大きく関わるため、しっかり確認したいところです。コーデックは、再生するデバイスによっても異なります。そのため、ワイヤレスイヤホンも再生デバイスと同じコーデックのモデルを選ばないと、音質に影響が出てしまうでしょう。

 基本的に、すべてのワイヤレスイヤホンは「SBC」コーデックに対応しています。ただし標準的な音質のSBCは遅延も発生しやすく、品質は高いとはいえません。

 高音質・低遅延を希望するのであれば、iPhoneであれば「AAC」、Android端末であれば「aptX」以上のコーデックに対応したモデルがおすすめです。そのほか、ハイレゾ再生が可能な「LDAC」、ハイレゾ相当の高音質を楽しめる「aptX Adaptive」などがあります。自分が望む音質にあったコーデックを選ぶようにしましょう。
 

バッテリ


 ワイヤレスイヤホンを購入する際は、バッテリの持続時間もチェックしましょう。バッテリが切れると、音楽が聴けなくなってしまうため、バッテリ持続時間は重要な選定ポイントです。ただし、「バッテリ持続時間が長く長時間使える=バッテリ容量が大きい」ことを意味するため、ワイヤレスイヤホン自体が大きく、重くなる傾向があります。

 ワイヤレスイヤホンは、収納するケースにバッテリを搭載しており、収納している間に充電可能です。そのため、イヤホン単体の稼働時間と充電ケースでの充電を含めた稼働時間の両方をチェックするようにしましょう。

 通勤通学や作業など長時間使用する方には、イヤホン単体で4時間以上再生できるモデルがおすすめです。急速充電に対応した製品であれば、10分の充電で1時間以上再生できるモデルもあります。なかには、充電ケースと合わせて24時間以上使えるモデルなどもあるため、長時間充電せずに使いたいという人は、そちらもチェックしてみてください。
 

その他機能


 ワイヤレスイヤホンを選ぶ際には、その他の便利な機能にも注目しましょう。これらの機能があればイヤホンを快適に使えるため、買って後悔しないようにしっかりチェックしてください。

 注目したい機能には、以下のようなものが挙げられます。

■ノイズキャンセリング機能
■ハンズフリー
■防塵防水
■マルチポイント

 それぞれ詳しく見ていきましょう。

■ノイズキャンセリング機能
 ノイズキャンセリング機能とは、ノイズ(周囲の雑音)をキャンセル(打ち消し低減)する機能のことです。この機能があれば、イヤホンから聞こえる音声が聞こえやすくなります。

 ノイズキャンセリング機能は、マイクで取り込んだ周囲の雑音・音に対して、逆位相の音を当てることで、聴こえてくる騒音を低減する仕組みです。電車内での騒音やカフェなどでの人の声など、周りの騒音が気になる場所での使用に向いています。

 ノイズキャンセリング機能の性能はメーカーやモデルによって異なるため、注意しましょう。もちろん、性能が高ければ価格も高くなる傾向にあります。製品によっては、イヤホンを装着したままでも、ボタンひとつで周囲の音を取り込める「外音取り込み機能」に対応したモデルもあるため、必要に応じて使い分けたい場合は、そちらも検討してみましょう。

■ハンズフリー
 ハンズフリー機能とは、マイク付きのワイヤレスイヤホンで、ハンズフリー通話ができます。仕事での移動中などにワイヤレスイヤホンを使用することが多い人などには、ピッタリです。

 マイク付きのワイヤレスイヤホンにはリモコンが備わっているモデルが多く、ポケットやバッグからスマホを取り出すことなく受話や終話などの操作が行えます。移動中でも快適な通話が可能です。

■防水・防滴機能
 運動や仕事での外回り、ランニングやジムトレーニングなどスポーツシーンでもワイヤレスイヤホンを使用する予定があるのであれば、防水・防滴機能もチェックしておきましょう。

 防塵性能とは、製品外部からの固形物の侵入に対する保護等級を意味します。防水性能とは、製品外部からの水の浸入に対する保護等級のことです。防水・防塵のレベルにもよりますが、防水・防滴モデルであれば、スポーツで汗をかいてもワイヤレスイヤホンが故障するリスクを軽減できるでしょう。

 防水・防塵性能を表す表記には、「IP○○」が使われています。IP(International Protection)コードと呼ばれるもので、電気製品の防水・防塵性能を表す規格です。IPコードは「IP」の後ろに数字2つが続き、前の数字が防塵性能の等級、後ろの数字が防水性能の等級です。「IP45」の場合、4等級の防塵性能と5等級の防水性能を備えていることになります。

 防水等級は「IPX0(保護なし)」から「IPX8(潜水状態での使用も可能)」まで9段階です。後ろに続く数字が大きいほど防水性能が高くなります。防塵性能は「IP0X」から「IP6X」までの全7等級です。

 防水・防塵性能の等級と保護内容は以下の表のようになっています。
 

 メーカーによっては、水で洗えるモデルもあります。そういったモデルなら、汗がついたりホコリなどで汚れていたりしても、洗って清潔に保てるため衛生的です。また、お風呂やプールなど、水中で使いたい方は、完全防水レベルのモデルを選びましょう。

■マルチポイント
 スマホを仕事用とプライベート用などで2台で使い分けている人は、同時待ち受けが可能なマルチポイント機能を搭載したモデルがおすすめです。マルチポイントでは、2台のスマホと同時接続できるため、どちらのスマホに着信があっても対応できます。

 同様の機能にマルチペアリングと呼ばれる機能があるため、注意しましょう。マルチペアリング機能は複数の端末情報を登録する機能のこと。そのため、同時接続はできません。間違えないように気を付けましょう。
 

BCNランキングをもとにしたおすすめ製品

 ここからは、家電量販店各社やAmazonなどのショッピングサイトで実際に売れた数量を集計した「BCNランキング」のデータを基に、おすすめのワイヤレスイヤホンを紹介していきます。

完全ワイヤレスイヤホン 実売台数ランキング(日次集計データ:2023年8月21~27日)
https://www.bcnretail.com/research/detail/20230904_360227.html
 

アップル「AirPods Pro(第2世代) MQD83J/A」


 前世代モデルと比較して、最大2倍のノイズキャンセリングを実現した、完全ワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」の第2世代モデルです。H2チップを搭載しており、よりスマートなノイズキャンセリングと3Dサウンドを届けてくれます。アクティブノイズキャンセリングをオンにした状態でも、1回の充電で最大6時間再生可能です。

出典:アップル「AirPods Pro(第2世代) MQD83J/A」=https://www.apple.com/jp/airpods-pro/
 

アップル「AirPods(第3世代) MME73J/A」


 パーソナライズされた空間オーディオとダイナミックヘッドトラッキングにより、3Dサウンドを体験できる、完全ワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」の第3世代モデルです。アダプティブイコライゼーションで、使用者の耳に合わせた音楽へ調節してくれます。5分間の充電で約1時間の再生または連続通話が可能になったほか、AirPods(第2世代)より1時間長く持続可能です。

出典:アップル「AirPods(第3世代) MME73J/A」=https://www.apple.com/jp/airpods-3rd-generation/
 

ソニー「WF-1000XM5」


 ソニー「WF-1000XM5」は、統合プロセッサーV2と高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN2eにより、ハイレベルなノイズキャンセリング処理、音質信号処理を実現した完全ワイヤレスイヤホンです。マルチノイズセンサーテクノロジーにより、デュアルフィードバックマイクとフィードフォワードマイク、片耳3つずつのノイズキャンセリングマイクを搭載しています。本体の体積を従来機種より約25%小型化し、耳との干渉を軽減。快適な装着性を実現しています。

出典:ソニー「WF-1000XM5」=https://www.sony.jp/headphone/products/WF-1000XM5/?msaview=web
 

Anker「Soundcore Liberty 4 A3953N11(ミッドナイトブラック )」


 Anker「Soundcore Liberty 4 A3953N11(ミッドナイトブラック )」は、独自ドライバー「A.C.A.A 3.0」を搭載した完全ワイヤレスイヤホンです。2つのダイナミックドライバーにより、繊細でリッチな音質を実現しています。また、独自のアルゴリズムで音源を処理することで、映画館やライブ会場にいるような音響体験が可能です。イヤホン本体のみで、9時間の長時間再生に対応しています。

出典:Anker「Soundcore Liberty 4 A3953N11(ミッドナイトブラック )」=https://www.ankerjapan.com/products/a3953