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難波の立ち呑み焼鳥店で、ハイクオリティーなたこさんウインナー発見

グルメ

2023/09/22 08:00

どこかで、たこさんウインナーを見かけたら必ずオーダーする。

それは運動会や遠足のお弁当だったり、何か特別な思い出があるわけではないけれど、とにかくあのジャンク感がたまらなくいい。大抵は居酒屋のメニューだが、久々グッとくるたこさんウインナーと出合ってしまった。なんと焼鳥店でだ。

大阪・難波の『スタンドあいだ』は、焼鳥をメインにした立ち呑み。ねぎまやつくねなど、どれもこれぞ焼鳥と唸らせてくれる良店だが、ここのたこさんウインナーはクオリティがめちゃくちゃ高い。

まず、焼鳥と同様、炭火でじっくり焼き育てられるのがいい。焼鳥店らしく串で提供され、1皿2本。1串は3タコ連なりで、足は食感を重視した4本(個人的な見解だが、シルエットやバランスからみてもやはり足4本は理想形)。

赤ウインナー全体に火が回るよう丁寧に向きを変えながら、足が開いてくるのを待ち、開いた側にもしっかり炭火があてられる。

これで終わりかと思いきや、これで終わらないのがこの店の真骨頂だ。

さらにたこさんの表面をガスバーナーで軽く炙り、香ばしい食感と美しいシルエットに仕上げるこだわりようだ。供される皿を見れば、ケチャップとマヨネーズが添えられていて、ご主人のたこさんウインナー愛が伝わってくる。

マヨネーズをつけて口に放り込めば、外側のサクッとした食感に、中身はジューシーにしてあのジャンクな味わいがシュワっと広がっていく。マヨネーズの程よい酸味が追いかけてきて、間髪入れずビールでゴクゴク流し込みたくなる。

ケチャップをつければ味変となり、ホットドックのソーセージの味を彷彿とさせてくれる。そうして交互につけながら1串めを終えたら、最後の1串はマヨネーズとケチャップのミックスで。

食べ終わる前にきっと思うはず。おかわりはどのタイミングにしようかと。
 
炭火でじっくり、カリジュワな食感のたこさんウインナー。
美しい弧を描く4本足がキュート。赤ウインナー396円。

スタンドあいだ
住所/大阪府大阪市千日前2-3-24 久富千日プラザ2階

※こちらの記事は、関西の食のwebマガジン「あまから手帖Online」がお届けしています。