エディオンは9月22日、岐阜県岐阜市に「エディオン岐阜正木店」（以下、岐阜正木店）を岐阜県内16店目の直営店としてオープンする。

売場面積は約680坪で102台収容の駐車場を併設

　岐阜正木店の立地は、県道77号と78号が交差する正木土居交差点そば。両県道に面しており、どちらかでも行けるアクセス良好な場所だ。売場面積は2249m2（約680坪）で、平面駐車場には102台が駐車できる。

　取扱商品は映像や情報、生活、季節などの家電商品と携帯電話、リフォーム、太陽光発電システム、おもちゃ、ゲーム、ゲーム関連品などで幅広い品揃えとなっている。
 
　展示商品にはNFC対応電子プライスが付けられ、スマートフォンをかざすとその商品の詳細情報や口コミ、説明動画などがスマートフォンの画面で閲覧できる。

　各コーナーでは実機に触れて動作が確認できる体験展示も取り入れ、季節や旬の家電を集めた展示演出も行う。商品の機能や使用シーンが分かる説明動画と合わせて、商品の便利さや実使用での楽しさも提案していくという。
 
　リフォームも充実させ、内装工事も含めた水回りリフォームの「パック de リフォ」や低価格・短時間で設備や機器を交換する「ぷち de リフォ」などを取り扱う。太陽光発電システムやオール電化商品も揃え、専門スタッフが対応する。また、おもちゃとゲームを集めた「ネバーランド」コーナーも併設している。

　オープン日の22～24日の3日間は、購入金額3000円以上でスイーツが当たる抽選会を開催。さらにエディオンアプリで岐阜正木店を新規My店舗登録すると、各日とも先着200人にボックスティッシュのプレゼントが行われる予定だ。

省エネと創エネの導入でエネルギー消費を78％削減

　エディオンは全国70拠点の店舗・サービスセンターなどで太陽光発電システムを設置し、再生可能エネルギーの活用に取り組んできた。岐阜正木店でも店舗屋上に太陽光発電設備を設置したことで、年間で約230tのCO2排出量を削減できるという。
 
　さらに同店では、高効率の空調システムや調光式LED照明なども導入して店舗で消費されるエネルギーの削減に取り組み、このほどエディオングループ初となる「Nearly ZEB（ニアリーゼブ）」認証を取得した。
　
　ZEBとはネット・ゼロ・エネルギー・ビルの略。省エネによって使用するエネルギーを減らすとともに創エネでエネルギーをつくり、建物で消費する年間の一次エネルギーをゼロにすることを目指した建物を指す。

　一般住宅ではZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）という認証制度があり、国でも積極的に普及を推進しているが、この非住宅建物バージョンがZEB。エネルギーの消費削減率によって4段階のランクがある。岐阜正木店は前述の省エネや創エネの取り組みで一次エネルギー消費量を78％削減し、75～100％未満の削減が条件の「Nearly ZEB」の認証を取得した。
 
　個人や企業を問わず、2050年までに温室効果ガスの排出をゼロにするカーボンニュートラルへの取り組みが求められている。岐阜正木店の「Nearly ZEB」認証取得で、エディオンの環境保護に対する取り組みはさらに一歩進んだ。