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桜の名所が多い関西でお花見しよう!大阪・京都・奈良のおすすめスポット

暮らし

2023/03/05 15:00

 関西地方は桜の名所が多いため、お花見をどこにすればいいのか迷う人が多いといえる。そこで、「大阪」「京都」「奈良」3都市の名所にしぼり、それぞれ地区で有名なお花見スポットの見どころなどを紹介する。

大阪を存分に満喫するお花見

 大阪城公園は、雄大な天守閣で知られる大阪城を中心に、総敷地面積が105.6ヘクタールという巨大な規模の都市公園としてその名を全国に轟かせている名所だ。特に春先に一斉に咲き誇る美しい桃色の桜の花々が、石垣や濠を含むお城の佇まいと絶妙なコントラストを奏でている。お花見の名所としての大阪城公園の見どころ2点を紹介しよう。
 

大阪城公園の約3000本の桜

 大阪市中央区に位置する大阪城公園には、広大な敷地に約3000本の桜の木が植えられており、「さくら名所100選」に選出されるほどのお花見の名所として知られている。3月下旬から4月上旬が桜の開花時期で、大阪城天守閣をバックに咲く桜の下でのお花見は、まさに絶好のスポットといえるだろう。

 桜の種類も豊富で「ソメイヨシノ」「ヤエザクラ」「シダレザクラ」「ヤマザクラ」「サトザクラ」など、それぞれの花びらの違いを観賞するのも一興だ。特に人気のスポットは「西の丸庭園」で、朝早めの場所取りをおすすめする。

大阪城公園周辺を散策しよう

 大阪城公園でのお花見が人気なのは、周辺の施設が充実していることも大きな要因だ。8階建てのお城の天守閣の中には貴重な歴史的資料が展示されていて大いに楽しめる。

 お花見ついでに寄りたいのが、天守閣のすぐそばにある「ミライザ大阪城」だ。昭和初期に建てられた歴史的建物が2017年にリニューアルされた。眺望が素晴らしいレストランや忍者グッズが揃ったお土産物店などもあり、子どもや若者に人気の豪華施設となっている。

京都のくつろげるお花見

 嵐山は、四季を通じて季節の花々が美しく咲き誇る京都でも有数の名所として知られている。その中でも、3月下旬から4月上旬にかけて満開となる桜の花は、外国からの観光客も魅了するお花見スポットとして知られている。
 

世界文化遺産の地、嵐山

 平安時代から日本有数の観光地として長く親しまれてきた地域が京都の嵐山だ。日本古来の美を象徴する場所として、海外でも有名な地でもある。

 多くの名所がある嵐山の中でも象徴的存在となっているのが、春に約1500本もの桜が満開となり山々を桃色に染める「渡月橋」。そして、世界文化遺産に登録された「天龍寺」のヤマザクラが見事で、お花見には絶好のスポットだ。

多品種の桜を観賞できる

 嵐山の魅力は、お花見に適したスポットが数多く散在していることと、各エリアをめぐることで、多くの品種の桜をじっくり観賞ができる点にある。「大河内山荘」「清凉寺」「二尊院」「広沢池」「大覚寺」「中ノ島公園」など、それぞれのエリアに自生している多品種の桜の花を観賞しながら散策できる点がおすすめだ。

奈良のお花見なら吉野山

 京都と同じく日本の古都である奈良は、古くから知られる吉野山を望む地域だ。「花の吉野」という別名で親しまれていることでも分かるように、春には山一面を覆う桜の花が実に見事な景観で人々を魅了している。
 

 春に奈良を訪れるのなら、欠かせない魅惑のスポットでもある吉野山でのお花見の楽しみ方について紹介する。

歴史の里、吉野山で見る桜

 「日本三大桜名所」の一つとして知られる、歴史の里・吉野山の桜は「吉野桜」とも呼ばれるほど有名なエリアでもある。なんと吉野山全体が世界遺産に登録を果たしているほどだ。

 雄大な吉野山の景観を背景に、美しい桜の花々を堪能できる吉野山はまさに奈良随一のお花見の名所といえるだろう。

約200種、3万本の桜の絶景を堪能できる

 吉野山の桜は「シロヤマザクラ」という品種を中心に約200種、3万本の桜が山全体に群生しており、開花時期には満開の桜が絶景となって観賞できる。山全体を覆いつくす桜は、ふもとから尾根に向かって「下千本」「中千本」「上千本」「奥千本」と呼ばれる。

 吉野山のお花見は、膨大な壮観の千本桜が4月上旬から4月下旬までの期間に、咲き誇る、まさに絶好のスポットとなっている。

マナーを守って楽しいお花見を!

 大阪、京都、奈良の3都市のいずれも、日本の歴史において世界に誇る有名都市で、お花見の名所であるとともに周辺の施設や景観も充実した場所ばかりだ。大勢でのお花見で気を付けたいのが「マナー厳守」だ。周りの花見客に迷惑になる行為は厳に慎んだ上で、楽しいお花見になるよう心がけよう。